ＭＦ文庫Ｊ 同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています〈２〉

凪乃 彼方【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2021/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784046803283
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

距離感がもどかしい三角関係ラブコメ、第２弾！

憧れの倉咲さんにどうにか告白できた俺、高村颯太。それで何かが変わるわけでもなく、けれども少しずつは距離を近づけることができている。（と、思いたい）そしてやはり変わることなくグイグイ来るな、青海！

内容説明

憶病な自分を変えて憧れだった同い年の先輩、倉咲千春さんに告白できた俺、高村颯太。けれども告白自体はうやむやになってしまい、それとは別に同じクラスの後輩、藤本青海には避けられてしまうように…。どうにか関係を改善しようと青海に近づくも避けられ、対称的になぜか告白以降、倉咲さんには積極的に話しかけられる毎日。―いったい、どうしてこうなった！？そんななか、俺と同じ悩みを持つ同級生、桜井美宇から相談を持ち掛けられ…。距離が近くなった憧れの元同級生な先輩と、距離が遠のいた元後輩なグイグイ同級生、そしてどうにか変わりたい俺、のなんとももどかしい三角関係ラブコメ、急転の第２弾！

著者等紹介

凪乃彼方［ナギノカナタ］
第１６回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞にて佳作を受賞。大阪府在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

憶病な自分を変えて憧れだった同い年の先輩・千春に告白した高村颯太。けれども告白自体はうやむやになってしまい、それとは別に同じクラスの後輩、藤本青海には避けられてしまう第二弾。青海に近づくも避けられ寂しさを感じる一方で、対称的になぜか告白以降は積極的に話しかけてくる千春。同じ悩みを持つ桜井美宇からの相談にも協力する一方で、向き合ったヒロイン二人との関係性にも深く踏み込んでゆく展開はなかなか良かったですけど、どちらも大切な存在なのは間違いないだけに、ここから複雑な三角関係がどういう形に落ち着くのか続巻に期待。

2021/03/25

[オセロ]

颯太が千春に告白した結果、まずは颯太のことを知りたいという千春の願いで友達として距離を縮めることに成功した一方で、何故か青海に避けられる颯太。青海からしてみれば、応援してたとはいえ好きな人が告白して前より仲良くなったら気が気じゃないですよね。そんな青海と仲直りする為に行動出来る颯太はカッコいいです。ラストは青海にとって辛いものだと思いますが、青海の逆襲があるのか今後の展開が楽しみです。

2021/03/28

[ツバサ]

颯太は千春、千春は颯太、互いに想いあっている間に入ろうとする青海の度胸を見ると応援したくなるな。だが今巻は千春の心情を掘り下げていて、より颯太との距離が近づいているから難しいかな。ただ、1.2巻で青海と千春を掘り下げたので次巻の展開次第でどう転ぶのか分からないので、期待したいです。美宇は今回も可愛かったです。

2021/03/27

[chirako]

同い年の先輩も同じクラスの後輩もめんどくさいから、もう同い年の同級生の美宇さんにしようぜ！。イラストでも一番かわいく描かれてたからイラストレーターさんもそう思ってるのに違いない（きっと）。青海はヒロインとして持っていた物語のギミックを２巻で使い切ったようにも見えるからこれから作者がどうするか気になるし、意外と自分の心にブレーキを踏まないタイプだった千春さんも読んでて面白かったので、３巻も読みたいです。

2021/03/30

[真白優樹]

夏休みが迫る中で千春が颯太に接近する中、青海と颯太がすれ違う今巻。―――すれ違い離れ、手放して。けれどこの想いは止められぬ。颯太の告白を受けた千春が積極的になりどんどんと颯太に本心を見せてくる巻であり、彼女の内面に光を当てる事によって、更に三角関係の切なさともどかしさを足していく、また一つラブコメとして熟成されていく巻である。そのあと一歩がもどかしい。果たして、このこそばゆくてもどかしい三角関係はどうなるのか。夏が過ぎて秋、颯太の隣に立つのは誰になるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。

2021/03/30