ＭＦ文庫Ｊ 西野―学内カースト最下位にして異能世界最強の少年〈１０〉

ぶんころり【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2020/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 390p／高さ 15cm
• 商品コード 9784046800794
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。異性交友を求めて学習塾に通い始めた彼だが、女性講師や委員長に絡むホストから彼女らをかばい、売り言葉に買い言葉でホストクラブに入店。No.1ホストと売上勝負をすることに。西野のホスト入店に罪悪感を持つ委員長の協力もあり、接客を特訓し売上向上を目指していく。
一方、彼の身辺では【ノーマル】の扱いを巡り、大きく状況が動き始めた。狙われた同級生、繰り返される襲撃、そして、逃避行。異能世界最強の少年に危機が訪れる中、二年Ａ組の人間模様にも変化が現れる。遂に「彼女」が陥落の【ホスト編】、圧倒的ボリュームでのご案内！

内容説明

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。異性交友を求めて学習塾に通い始めた彼だが、女性講師や委員長に絡むホストから彼女らをかばい、売り言葉に買い言葉でホストクラブに入店。Ｎｏ．１ホストと売上勝負をすることに。西野のホスト入店に罪悪感を持つ委員長の協力もあり、接客を特訓し売上向上を目指していく。一方、彼の身辺では“ノーマル”の扱いを巡り、大きく状況が動き始めた。狙われた同級生、繰り返される襲撃、そして、逃避行。異能世界最強の少年に危機が訪れる中、二年Ａ組の人間模様にも変化が現れる。遂に彼女が陥落の“ホスト編”、圧倒的ボリュームでのご案内！

著者等紹介

ぶんころり［ブンコロリ］
兼業作家。「田中―年齢イコール彼女いない歴の魔法使い」（ＧＣノベルズ様）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぽな]

滅茶苦茶面白かった～～！今回は集大成と言っても過言じゃない出来で西野を愛する者として大満足です！！前半のホスト編にて今までの縁が実を結びフツメンからの成長を遂げるギャグパート、後半の追手からの追撃をかわしていくアクションシーン。終始本作らしい笑いや息をもつかせない展開に溢れていて幸せな時間でした。志水に関しては2巻であそこまでムカついていたキャラだったのに今では一番の推しへ昇華しましたｗ ぶんころり先生マジック凄すぎるｗ 最後の壁が侵食されていく様は最高でしたね（´＾ω＾｀）次回がマジで楽しみ（11/10

2022/11/06

[こも 零細企業営業]

何故かホストクラブでホストをする事になったフツメン。しかも、売り上げNo. 1のイケメンと売り上げ勝負までする始末。何故か自信満々にホストをするが、全く売り上げに貢献出来ず。でもそこに金髪ロリが乗り込んでフツメンを独占して貢に貢ぎまくるwそこで、金髪オバさん(妙齢)はホストの訓練に付き合った委員長共に最終日に訪れて、金髪ロリに売り上げ貢献を禁止するが。さらにフツメンがホストをしていると聞いて集まってくる知り合い達。有名ロッカーの太郎次がフツメンにガンガン貢いで売り上げに貢献しまくる。フツメンの人徳が爆発。

2021/06/06

[真白優樹]

学習塾講師の澄香を守る為、ナンバーワンのホストと売り上げ勝負をする事になる中、西野を巡り情勢が動き出す今巻。―――世界は動き崩れ出す、その大きさに関わらず。西野が今まで得てきた人脈をこれでもかと贅沢に生かしながら八面六臂と言わんばかりに活躍する中、委員長がとうとう戻れぬ一歩を踏み出す巻であり、少しずつ積み上げてきた変化が確かに決壊の時を迎える巻である。委員長の変化が決定的となり、彼女の西野への想いが変わる中、彼等の関係性は何処へ行くのか。次なる騒動は何が待っているのか。 次巻も勿論楽しみである。

2021/01/03

[彼方]

担当の女性講師や委員長に絡むホストから彼女らをかばい、No.1ホストと売り上げ対決をすることになったフツメン・西野。一方で【ノーマル】の扱いを巡り、次々と繰り返される襲撃に近辺共々巻き込まれていく第10巻。嫌味なホストとの対決がまさかこんな爽やかに終わるとは…スーツオブスーツ・佐々木との再会だったり、行く先々で科学反応を起こし続ける西野の勢いが止まらないですよ…。どこも見所でしたけど個人的にローズのボロボロな挿絵が印象的かも、電話口でのニヒルな台詞といい、久々にただの変態じゃないかっこよさを見た気がする。

2020/12/25

[リク@ぼっち党員]

西野ホスト編とかいうネタテーマからは想像できない程大きな事件に膨らんだ。色んな意味で。いやしかし学校という極小の空間では全く評価されないことが、もっと大きな世界では評価されるというのがここまで描かれているのには感嘆する。真剣に、学校という檻に囚われた10代が読むべき作品だと思う。委員長も外の世界にはみ出してきた故に西野の本質に気づいた。それが本人にとって良いことか悪いことかはさておき。確実に言えることは、委員長はフツメン改め雰囲気イケメンに人生を狂わされたなぁ。これ次巻どうなってしまうんだ！ 待ち遠しい。

2020/12/29