内容説明
「空っぽでナンセンス」な演奏からどうしたら抜け出せるか?50年にわたって指揮者・指揮法指導者として活躍してきた著者が、自らの経験を通して語る、正確無比な演奏で満足をする日本の演奏家たちへの貴重な提言。現在音楽を学んでいる人、音楽教育に携わっている人、あなたに人を魅了する演奏法の秘訣を教えます。
目次
序章 私がこの本を書くに至った道筋(私が音楽にかかわる人生を歩んだきっかけ;齋藤秀雄『指揮法教程』著作のモルモットに ほか)
1 日本人の演奏の特徴と音楽教育の現状(低レベルの音楽でも十分楽しめた;バッハをぶっ倒せ! ほか)
2 「空っぽでナンセンス」な演奏の原因(ロマン派爛熟期の音楽に接し、音だけでも魅了されたこと;レコードの発明とラジオ放送―演奏している場と無関係に音楽が聴けるようになったこと ほか)
3 心に安らぎと勇気を与えられる演奏とは(作曲家の意図を正しく理解する;作曲家の仕掛けを読み取って生かす ほか)
著者等紹介
紙谷一衞[カミヤカズエ]
1930(昭和5)年、茨城県生まれ。53年自由学園(大学)卒。35年園田清秀の音楽早期教育システムで学び始め、46年から齋藤秀雄に指揮法を学び、師の「指揮法教程」執筆に参画。桐朋学園の講師となる。57年東芝EMIに入社し、クラシック、教育等多ジャンルのレコードを制作。78年より東京音楽大学指揮科助教授、2000~03年同図書館長。81年より「紙谷一衞コンサート・ハウス」を11回開催。1995~2007年、日本吹奏楽指導者協会東京都部会長、96年より邦楽「星組合奏団」の指揮者として、また国外では70年代より欧米でのコンサート多数。合唱、管弦楽、吹奏楽指導者、小・中学校音楽指導者等に対する指揮法及び音楽指導法の指導にも多く携わる。現在も桐朋音大での講師を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ニョンブーチョッパー
ちえぞー
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