角川ソフィア文庫<br> 明治生まれの日本語

個数:
電子版価格
¥484
  • 電書あり

角川ソフィア文庫
明治生まれの日本語

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月17日 02時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004781
  • NDC分類 814.7
  • Cコード C0181

内容説明

私たちの日本語には、150年前には誰も知らなかった明治の新語、流行語があふれている。文明開化が生んだ「東京」「時間」「世紀」、家族像を更新した「恋愛」「家庭」「新婚旅行」、そして「個人」「常識」「科学」といった近代の基本概念―。身分制の崩壊、人の移動、学校制度の確立など、かつてない社会の変動が引き金となって、言葉は大きく変わった。意外に新しい言葉たちの誕生の秘密に、国語辞典の編纂で知られる第一人者が迫る。

目次

はじめに―百年前の日本語事情
第1章 文明開化が生んだ日本語(東京;電報;年賀状;駅;時間;世紀)
第2章 新しい家族をつくった日本語(彼女;印象;恋愛;新婚旅行;過程;衛生;冒険)
第3章 庶民の造語、知識人の造語(ちゃう;ぽち;より…;個人;権利;営業;常識;科学;哲学)

著者等紹介

飛田良文[ヒダヨシフミ]
1933年、千葉県生まれ。国語学者。国際基督教大学アジア文化研究所顧問、国立国語研究所名誉所員、日本近代語研究会名誉会長。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。国立国語研究所を経て、国際基督教大学教養学部教授、同大学大学院比較文化研究科教授、同大学日本語教育研究センター長を歴任。『三省堂国語辞典』編著、『大辞泉』編集委員を務める。編集した辞典に『現代日葡辞典』(小学館、ロドリゲス通事賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

71
明治の文化が好きなので面白かった。もうちょっといろいろこのテーマで書けそう。狙いをある程度定めて国立国会図書館に籠ればいいのだろうか。2019/07/17

へくとぱすかる

60
明治の新語は、文献調査で、誰によって、どのように作られたか、が判明することがあるのでおもしろい。日本の新語が中国の用例が(別の意味で使われて)あったりするし、洋書の訳に苦心して作ったものも。個別の用例が楽しいエッセイ。筆者は挙げていないが、「東京」は高麗の郷歌にも出てくる。前島密が出てくるのなら「郵便」もそうだろう。「はがき」も元は今で言う約束手形の呼び名を、ポストカードの訳語に転用。2019/06/19

ヨーイチ

40
言葉の薀蓄は好きなので、気が向けば買ってしまう。この著者は初読み。個々の言葉の選択と由来よりもこの先生のアプローチの仕方が面白かった。辞書を調べるのが基本らしい。腑に落ちる話だ。少なくとも定着した時期はわかるわけだ。更に訳語の場合は外国語の辞書をあたる。これももっとも。更に漢字の場合はチャイナの辞書にも目を通す。この場合はチャイナ由来の翻訳漢語も結構あるようだ。まぁ和製漢語が本場に行っている事もあるわけだが。言うまでもなく「言葉」と共に実態があるわけで、例えば「哲学」なんて随分苦労している。続く2019/10/15

禿童子

32
誰でも知っている普通に使っているコトバを21語あげて、その言葉が誕生した経緯を追う「ことば探偵」の本。誰が作ったのかはっきりしているコトバもあれば、いろんな説があるコトバもあってたかだか150年前といっても昔のことを調べるのは大変だということがよく分かります。例えば、犬の名前の「ポチ」は、飛田先生は、「点ぽち」や「ぽちぽち」から来たと推測するけど、英語のspottieから転じた外来語とする説、最新の説は2014年刊の仁科邦男『犬たちの明治維新 ポチの誕生』の「ポチ、patch説」もあって混沌としています。2019/08/16

樋口佳之

27
「一語十年」なるほど。社会の激変期に新しい言葉が生まれ定着するのなら、昭和戦後期でもこのような本は書ける時期にきているのかも。知らないだけで既にあるのかな。2019/07/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13923550
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。