角川文庫<br> 神田川デイズ

個数:
電子版価格
¥550
  • 電書あり

角川文庫
神田川デイズ

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年05月23日 22時08分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943685
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ダメダメなあたしたちにも明日は来る。否応なく―コタツでとぐろを巻く童貞達にも、自己マン臭ぷんぷんの映研に反旗を翻す女子たちにも、クレバーに生きたい男子にも、つまんない周りとつまんない自分にうんざりの優等生にも、何かになりたくて何にもなれない彼女にも―それでもあたしたちは生きてゆく。凹み、泣き、ときに笑い、うっかり恋したりしながら。ひたすらかっこ悪く、無類に輝かしい青春小説。

著者等紹介

豊島ミホ[トシマミホ]
2002年、新潮社「女による女のためのR‐18文学賞」で読者賞を受賞し、同年『青空チェリー』刊行でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

80
大学生だった20代の頃、周りの大人たちから今が一番いい時期だろ?毎日楽しいやろうな?と言う意味のことを何度も言われたけど、そんなに楽しくもなかったし、いい時期とも思えなかった。確かに楽しそうにしている同世代は沢山いたのだが、なんだか僕との間に壁があった。向こう側にいけない自分。豊島ミホさんはこの小説でそんな情けない若い日々をリアルに描いた。その頃の僕は、本と映画だけがあった気がする。うん、そういう自分を肯定してあげればよかったと、今は思うんだ。この小説、好きだな。2011/06/05

Lee Dragon

64
青春群像を書かせたらこの人が一番です。かく言う私も青雲の志を立てて大学に入ったはいいものの、まず友達がなかなか出来ない、コンプレックスを多く抱えた自分を、他人とは違う自分であることを信じ、ある種選民のような心持ちでいたことを思い出しました。 4年間は何もしないには長すぎるのに、何かを成すには短過ぎる、でも何かを求めて苦闘している様子が瑞々しい比喩を用いて表現されている。 あとがきや評論を含めても読んでよかったなと思わせる作品でした。 あー、大学1年からやり直したい笑2016/07/26

まつこ

61
豊島ミホさん読了5作目。今度は大学生の青春。これまた痛くて、しょっぱくて。高校の時に憧れてた大学生には程遠く。他人を見て自分何やってきたんだろう。何も得てない。そう思って行動するも空回り。でも続けていくうちに見えてくるものもある。あれ?いつの間にか得たものが?なんて試行錯誤な大学時代。確かにしょっぱいけど、後から思うとあがいたりしながらキラキラしてたんじゃん!って思える。それを思い出しました。お笑いでも、左でも、恋愛でも、ピンク映画でも、小説でも。何かに向かおうとしてる姿は逞しい。2014/08/06

dr2006

59
この作品凄く好き。もっと豊島さんのファンになった。大学を舞台とした連作短編。しかも「青春」を青春を謳歌することが出来ていないと思い悩む学生の側から描き切っている。冷えた心理描写に極彩色の比喩をあてるように見えて、もとからその表現がそこにあったかのようで暖かく自然だ。知り合いがだれも居ない大学に入学し、クラスやサークルやコンパ等大学特有の人間関係形成アイテムを使い、利害関係の一致で付き合う友人や静電気が間に走るような関係を築こうと奔走する。ペットボトルの中身がただぬるくなっていくような単調な日々を恐れる。2017/02/16

lonesome

52
切ない。一話ごとに主人公が変わる連作短篇集で、それぞれの登場人物に豊島ミホの気持ちが投影されてるなと思いながら最後の話を読んで涙が出た。そしてどう感想を書こうか考えながらあとがきを読んだら答えが綴られていた。外見のコンプレックスだけじゃなく、人から選ばれたいけど選ばれないという根底にある後ろ向きな気持ちが自分と豊島ミホに共通するものだ。だけど物語の中でそれぞれに託された願望には希望が見える。この小説こそ自分は好きな人に読んでみてほしいと思う。2014/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/684393
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。