角川文庫
ピカソ―巨匠の作品と生涯 Kadokawa Art Selection

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043921010
  • NDC分類 723.36
  • Cコード C0171

内容説明

青の時代の胸を衝く自画像、ローズの時代の静謐なサーカスの軽業師、そしてキュビスムの時代の奇妙な建物や人物などなど。変幻自在に作風を変え次々と大作を描いた巨匠ピカソ。その生涯をじっくりとたどりながら、年代別に変化していく作品をオールカラーでダイナミックに紹介するハンディサイズのガイドブック。なぜこれが名画なの?どうしてこんな形なの?そんな素朴な疑問にも丁寧にこたえる、初心者に最適な決定版。

目次

第1章 早熟の天才(幼年時代;バルセロナ時代、そして首都マドリードへ;「四匹の猫」と死のテーマ ほか)
第2章 青春の光と闇(友の死とパリ再訪;二つの死の影響;青の時代 ほか)
第3章 結婚と女性たち(古典主義の時代;ピカソをめぐる女性たち;『ゲルニカ』 ほか)

著者等紹介

岡村多佳夫[オカムラタカオ]
1949年東京都新宿生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。現在東京造形大学教授。専門は近・現代美術史。「生誕100年記念ダリ回顧展」をはじめ、多くの美術展を監修している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

22
髙松でピカソ展を見た 陶芸などもやっていたのを知った 縄文土偶に似たデザインもあった 彫刻も版画もやっていた となりの若い女性二人連れが『けっこう渋いおっさんや 惚れてしまいそう』と写真を見ながら言っていたが たしかにマッチョでした 2016/05/20

ジュンジュン

5
映像や写真の登場で、写実主義から抽象主義へと転換した20世紀絵画。ピカソはその代表的な画家。本書は、さまざまな影響を受けながら独自の画風を模索する過程と作品を紹介。彼の代名詞キュビスムとは"目の前に広がる世界を再現する事よりも、目の前のものを借りて絵画を作り出す事"(138p)だった。2019/11/27

マーク

3
28 ピカソの生涯を描くが、さして重要とは思われない固有名詞が多くでてきてとても疲れる。 ・1881年生マラガ。2000年パリ万博モンマルトル。 親友カザジェマスの自死 詩人マックス・ジャコブ。サルタンバンク エルグレコ、マティス、ゴーギャン、ロートレック ・アビィオンの娘たち←売春 サティ、ストラヴィンスキー、ランボー、アポリエール。コクトー ・キュビズム ブラック 2022/03/13

mkosa

1
「それはさておき」「それはともかく」など、書く必要があるのかないのか、また主題からどんどん逸れていく書き方が非常に苛立たしい。絵画がカラーで載せられていたり、時折ピカソの考えに触れるところがとても勉強になるのだが、それを見つけるまでが大変な気がした。全部で20ページくらいにまとめられるんじゃなかろうか。ただ、前書きではなく後書きに書いてあるように、他の芸術家に興味を持つには良いのかもしれない。それが主題じゃなかったはずだが…2017/06/05

tenchi

0
日本人にはピカソについての固定観念のようなものがあるようです。ピカソ=キュビズムという図式ですが、それはキュビズム以外のピカソの側面を軽視した日本の美術教育の弊害によるかも知れません。しかし、キュビズムのピカソは彼のほんの1面でしかなく、掲載されている図版だけでも次々と変貌を重ねた彼の画業の道程をこの本で垣間見るられ、多様なピカソの絵画様式の変貌を簡略に知ることができ有益です。ただ、随所に散見される筆者の個人的な興味を強要される「…かもしれない。」という記述には、些か芸術的知識欲をそがれて興ざめでした。2015/02/14

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