内容説明
聖地、寺、鎮守の森。日本には、人の祈りや思いが篭った場所がたくさんある。合格祈願、商売繁盛、必勝祈願。崇り、ばちあたり、お祓い。目に見えないものに捧げる小さな祈りは、常に我々の身近にある。日本人は、長い時間をかけて霊的な力を感じてきた。時代が読めない、先行きが見えない、一種の社会的不安の中で、その感覚は際だっている。人は、畏れることをもう一度回復する時代にきている。宗教哲学者と作家が、霊性という謎に迫る。
目次
霊の世界を考える旅のはじめに
第1章 霊は実在するのか
第2章 霊視について
第3章 神霊との交信について
第4章 超能力について
第5章 怨霊と祟りについて
第6章 死後の世界について
第7章 神社と神道について
第8章 霊性の高みへ
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に聴講生として通学。ニューヨークで刊行された英文版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に。同年、菊池寛賞を受賞
鎌田東二[カマタトウジ]
1951年徳島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。宗教哲学、民俗学、比較文明学を専攻。文学博士。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。神道ソングライター。NPO法人東京自由大学理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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