角川ソフィア文庫<br> ハンス・ヨナスの哲学

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角川ソフィア文庫
ハンス・ヨナスの哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041124079
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

ハイデガーの弟子、ユダヤ人のハンス・ヨナスはその生命・技術倫理で国際条約などに広範な影響を与えた哲学者。彼の思想は、師・ハイデガーがナチスを賛美するという衝撃やアウシュビッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思索を重ね練り上げられた。「人は未来世代へ責任を取りうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお発展し続ける技術と生命への問いに対し、まさに必要とされるヨナス哲学の入門書。文庫化にあたり、「補論 『存在と時間』とヨナス」を書き下ろし掲載。

【目次】
はじめに
凡例
第一章 ヨナスの人生
第二章 テクノロジーについて―技術論
第三章 生命について―哲学的生命論
第四章 人間について―哲学的人間学
第五章 責任について
第六章 未来への責任の基礎付け
第七章 神について―神学
おわりに
補 論  『存在と時間』とヨナス
読書案内
文庫版あとがき

内容説明

師・ハイデガーがナチスを賛辞するという衝撃や、アウシュヴィッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思想を重ね練り上げたユダヤ人哲学者ハンス・ヨナス。彼の生命・技術倫理の思想は欧米で高く評価され、現代の国際条約などに広範な影響を与えた。「人は未来世代へ責任をとりうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお進歩し続ける技術と生命への問いに対し、まさに現代に必要とされるヨナス哲学の日本初の入門書を文庫化。

目次

第1章 ヨナスの人生
第2章 テクノロジーについて―技術論
第3章 生命について―哲学的生命論
第4章 人間について―哲学的人間学
第5章 責任について―倫理学1
第6章 未来への責任について―倫理学2
第7章 神について―神学
補論 『存在と時間』とヨナス

著者等紹介

戸谷洋志[トヤヒロシ]
1988年、東京都生まれ。哲学専攻。関西外国語大学准教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。第31回暁烏敏賞(2015年)、第41回エネルギーフォーラム賞優秀賞(2021年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

呼戯人

22
名のみ知っていたハンス・ヨナスの紹介。ハンナ・アーレントとも友人で、ハイデッガーの弟子がナチスを支持した師から離反して、自らの生命哲学、世代間倫理を作り上げる様子を紹介している。科学技術を使用する現在世代が、自然環境を破壊し、未来世代の生命を脅かすその責任をそもそもどのようにして問えるかを思考する。しかし、その神学についてはどうもよく理解できなかった。無力な神とは、そもそも神の定義に反しているのではないか。ユダヤ教と哲学はどのように融合できるのか、それが問題である。2022/05/16

Ex libris 毒餃子

15
方法論はハイデガーに依っているが、それを生命倫理や「責任」理論へ拡張したハンス・ヨナスの紹介本。テクノロジーに関する議論は『存在と時間』に論拠があるが、それを生命に敷衍して、未来世代への責任へと広げている。面白かったです。本人が書いた本にも触れたくなりました。2022/03/27

Tenouji

11
哲学的生命論が非常に興味深い。もっと詳しく読んでみたい気がした。2023/12/09

hakootoko

9
ハンス・ヨナスは、スマホを問題視しただろう。ベルクソンは歓迎したかも。ベルクソンの未来への責任は、創造するものを創造することである。例えば、子供を産み育てたり、起業したり......。スマホが作られることでいろんなものが作られたから肯定するかも。ちょっと待てというのがヨナスである。新しければ何でも良いわけないだろ。後々の後々まで考えたほうが良いぞ。全知は不可能だが、それを目指すように懸念があることは考えておこうよ。また、「それってあなたの感想ですよね」という価値の主観化への批判は今こそ必要。2023/01/18

オフィス助け舟

8
20世紀のドイツ現代哲学を代表する哲学者、ハンス・ヨナスの入門書。ハイデガーに師事するも、ハイデガーがナチスを擁護したことでその哲学から決別し、独自の哲学を確立していった、という。/テクノロジーの進歩とともに仕事が増えていくが、そもそもに立ち返ると何のために働いているのか、と思うときがある。本書では「没価値的」と表現して、人にとって有用、つまり役に立つから、テクノロジーとして進歩だから価値があるので、善悪の判断は脇に置かれている。現代ではこうした考えが当然のように受容されている、という記述が腑に落ちた。2023/08/10

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