六法推理

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  • サイズ 46判/ページ数 341p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041120064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

現役弁護士作家が放つ、青春×多重解決ミステリ!

内容説明

学園祭で賑わう霞山大学の片隅。法学部四年・古城行成が運営する「無料法律相談所」(通称「無法律」)に、経済学部三年の戸賀夏倫が訪れる。彼女が住むアパートでは、過去に女子大生が妊娠中に自殺。最近は、深夜に赤ん坊の泣き声が聞こえ、真っ赤な手形が窓につくなど、奇妙な現象が起きているという。戸賀は「悪意の正体」を探ってほしいと古城に依頼するが…。リベンジポルノ、放火事件、毒親問題、カンニング騒動など、法曹一家に育った「法律マシーン」古城と、「自称助手」戸賀の凸凹コンビが5つの難事件に挑む!現役弁護士作家が放つ、青春×多重解決ミステリ!

著者等紹介

五十嵐律人[イガラシリツト]
1990年岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

266
法律相談から意外な事実が明らかになる連作短編集だが、著者の作品で最も読みやすかった。話を作り込むため過剰な要素を詰め込み気味だった長編に比べ物語がストレートで、テーマも不動産やSNS、医療など身近な問題なのですぐに入り込める。ただ各編とも謎解きよりも法律的解決を重視しており、生硬な法律用語の頻出も相変わらず。話が穏やかに展開すると却って物足りず、矛盾しているが突っ込みどころ満載の長編が懐かしく感じてしまう。グリシャムやガードナーを読み直して、法律に振り回されず小説を書くテクニックを身に着ければよいのだが。2022/05/16

いつでも母さん

194
大学の自主ゼミ『無料法律相談所』通称無法律に属する古城行成の下に経済学部3年の戸賀夏倫が相談に来たーそこから始まる5話の連作短編集。あぁ、これは続編ありきの作品なんだろうなぁ。な感じでちょいとスイスイ進んでしまう。私が読みたい五十嵐さんはこれじゃなかったよ・・が正直な気持ちでした。五十嵐作品未読の方には読み易いと思うけど。次に期待したい。2022/05/22

美紀ちゃん

192
現役弁護士で作家。 連作短編集。 古城行成は、法学部の4年生で、大学で無料法律相談所(無法律)を開いている。 経済学部3年の戸賀夏倫が事故物件について相談。 最近、奇妙なことが周囲で起こっている。 一緒に事件を解決して、これがきっかけで 古城と戸賀は協力し、次の事件も解決していく。 いいコンビ。 「1度ネットに上がったものはこの先、一生消せない」なるほど。 短編集で読みやすい。 法律用語がたくさん出てくるが、解説しながら進んでいるので理解しやすい。 勉強になる。 続編がありそうな終わり方で、次作が楽しみ。2022/05/26

R

189
法律をツールとして描く推理小説。きっと法曹界に詳しい人が読むとさらに面白いんだろうなと思われる描写が多くて、わからないのが悔しいけども楽しめた。素人が弁護士まがいのことをするというのが、そもそもよろしくないと知らなかったので、根幹の部分の理解が不足してしまったけども、法律の使い方、それによる事件と謎解きというのが新鮮で面白かった。動機の部分に法解釈に恃む部分があるというのは斬新だと思った。結構やるせない事件が多いのが、ある意味リアルなのかもしれん。2022/07/28

うっちー

181
続編がありそうです。元彼の次の次の月9はどですか2022/05/08

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