悪玉伝

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041069196
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

江戸時代最大の贈収賄事件の行く末は? 歴史エンタメの最高峰。大坂の炭問屋・木津屋の主の吉兵衛は、稼業は番頭らに任せ、自らは放蕩の限りを尽くしてきた。そこへ実の兄・久佐衛門の訃報が伝えられる。実家である薪問屋・辰巳屋へ赴き、兄の葬儀の手筈を整える吉兵衛だったが、辰巳屋の大番頭・与兵衛や甥の乙之助に手を引くように迫られると、事態は辰巳屋の相続争いに発展する。上方で起こった相続争いの噂はやがて江戸に届き、将軍・徳川吉宗や寺社奉行・大岡越前守忠相の耳に入る一大事に。将軍までも巻き込んだ江戸時代最大の疑獄事件の結末は――。


朝井 まかて[アサイ マカテ]
著・文・その他

内容説明

大坂の炭問屋の主・木津屋吉兵衛は、切れ長の目許に高い鼻梁をもつ、三十六の男盛り。学問と風雅を好み、家業はそっちのけで放蕩の日々を過ごしていた。そこへ実の兄の訃報が伝えられる。すぐさま実家の大商家・辰巳屋へ駆けつけて葬儀の手筈を整えるが、事態は相続争いに発展し、奉行所に訴状が出されてしまう。やがて噂は江戸に届き、将軍・徳川吉宗や寺社奉行・大岡越前守忠相の耳に入る一大事に。真っ当に跡目を継いだはずが謂れなき罪に問われた吉兵衛は、己の信念を貫くため、将軍までをも敵に回した大勝負に挑むが―。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府府生まれ、甲南女子大学文学部卒業。2008年、小説現代長編新人賞奨励賞を『実さえ花さえ』(のちに『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』に改題)を受賞し、デビュー。14年に『恋歌』で直木賞を受賞したのを皮切りに、同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、15年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、16年『眩』で中山義秀文学賞、17年『福袋』で舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

268
朝井まかては、新作中心に読んでいる作家です。大岡越前VS大阪の豪商×贈収賄、珍しいテーマ、一気読みでした。美しい幼妻お瑠璃が、大変魅力的です。著者版、紫の上でしょうか?2018/08/11

いつでも母さん

235
所は大阪。兄が急逝した実家の辰巳屋を守る為、弟の炭問屋・木津屋吉兵衛が乗り出した。ところが相続争いに発展し、どうしたことか大坂だけで治まらず、お江戸にまでしょっ引かれる羽目に・・実際の事件だったのね。流石はまかてさんの手にかかると、人物が活き活きと躍動してる。吉兵衛は悪玉だったのか?小悪党はごろごろいたけれど、牢獄内では良く生き残ったし身代を潰す事になったのだからやっぱり吉兵衛は悪玉だよね。それと取引きした唐金屋はもっと悪玉だろう。愛すべき悪玉・吉兵衛よ、妻・瑠璃と二人どこまでも生きて行け! 2018/09/03

ナイスネイチャ

159
図書館本。辰巳屋騒動という実際起こった事件の話。大岡忠相や吉宗など出てきて主人公の吉兵衛が悪玉。ただその吉兵衛目線で描いており、著者の味が出て面白く読まさしていただきました。2018/12/27

nico🐬波待ち中

145
時は徳川吉宗の時代。大坂で実際に起こった江戸時代最大の贈収賄事件「辰巳屋騒動事件」を描いたもの。上方の町人の間では普通に行われる「ご挨拶」として贈り物や饗応をする風習が、幕府を敵に回す大疑獄事件に発展するとは驚いた。元々は商家の相続争いなのに、放蕩息子へのお仕置きにしては随分と手厳しい。質素倹約の時代でなければここまでの騒ぎにはならなかったろうに。大坂の常識は江戸の非常識…大坂と江戸の感覚の対比が面白かった。そして現代にも通じる「忖度」。いつの世も金や権力が絡むと「よしなに図る」人は何処にでもいるものだ。2018/08/26

とん大西

137
痛快爽快なピカレスクと思いきや、なかなかのシビアな展開。ちょいとばかしモヤッと感が残る読了になったと思ったら史実がベースになってたんやね。知らんかったです。8代吉宗の治世に官民を巻き込んだ大疑獄事件。その元凶とされる辰巳屋吉兵衛。人身掌握に長けた大坂の富商は粋で風流で洒脱な悪玉。巻き起こしたのか巻き込まれたのか、視点が変われば善も悪になり、悪も善となる。さて、本当の悪玉は誰なんでしょうか。そんなダンディな余韻を残してくあたりが心ニクいです。2019/06/05

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