東京の子

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041052679
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京オリンピックの熱狂は終わった。 これからみんな、搾取されて生きていくのかもしれない。 モラルも理想もすっからかんになったこの国だけど、 僕たちは自分の足で、毎日を駆け抜けていくんだ。

内容説明

2023年、東京。パルクール・パフォーマーを15歳で引退した舟津怜は、戸籍を買い、過去を隠して新たな人生を歩んでいた。何でも屋として生計を立てる彼は、失踪したベトナム人、ファム・チ=リンの捜索を依頼される。美貌の才媛である彼女は、「東京デュアル」内にあるチェーン料理店のスタッフをしていた。オリンピックの跡地に生まれた「理想の大学校」、デュアル。ファムはデュアルの実情を告発しようと動いていたのだ。デュアルは、学生を人身売買しているのだという―。アフターオリンピックの日本を描いた社会派エンターテインメント。

著者等紹介

藤井太洋[フジイタイヨウ]
1971年生まれ。国際基督教大学を中途退学。舞台美術、イラストレーターなどの職を経たのちに、エンジニアとして東京都内のPCソフト開発会社に勤務していたが、2012年にスマートフォンで執筆した小説「Gene Mapper」を電子書籍として販売したところ、当年のKindle本で最も販売数の多い小説となり、作家へと転身。2013年からは専業作家として『オービタル・クラウド』を執筆。同作で第35回日本SF大賞と第47回星雲賞日本長編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

156
カバーの写真とタイトルに惹かれて。2023年?来年じゃないですか!東京オリンピックの跡地問題とか、外国人労働者の激増とか・・問題山積み。避けては通れない現状に苦手なカタカナは斜め読み(汗)そこに映像的に映えるパルクールがカッコイイ。本名に還る〈トウキョウ・ニッパー〉・舟津怜の変化にワクワクドキドキが止まらなかった。今頃の読書だが、面白く読んだ。2022/04/07

ナイスネイチャ

117
図書館本。東京オリンピック後の東京。外国人問題など現実味あるお話。ただなにかぐっとくるものがなく、嵌まらなかった。すいませんが。2019/04/04

ゆみねこ

79
藤井大洋さん、初読み。オリンピック後の2023年の東京が舞台。オリンピック跡地に生まれた理想の大学「東京デュアル」、ベトナム人のスタッフが告発した「人身売買」の意味するもの。今の日本が抱える奨学金や働き方の問題やネットにさらされた個人情報の闇。ラストは明るいので読後は爽やかでした。2019/03/17

Willie the Wildcat

78
生きている悦びを「心身」で感じる瞬間。トウキョウニッパーと呼ばれることが前者の「心」であり、パルクール実演が後者の「身」。仮名に求めた”迂回”。ファンと葉子に出合ったことで、心底に向き合った感。この心情描写の無いことが、更にその過程の深みを感じさせる「心」の変化。「身」の変化は、もれなく水谷への実技指導。解き放った自身、アイデンティティの再構築。一方、ダン/三橋と大熊/渡邉が暗示する”表裏”の大人社会。渡辺のみ暗礁するかのような役回りが妙に気になる。2020/02/06

buchipanda3

73
読んでいる間ずっと静かな高揚感に包まれていた。著者は今の時代の流れを読み、少し先の空気感を表現するのが巧い。ガジェットを用いるのはもちろん、それ以上にシステム面(施策)での大胆な発想(それも非現実的でない)を打ち上げてくる。五輪後の東京を生きる主人公・仮部は移民法が施行(実際にも間もなく)され急増した外国人労働者の追跡者。ある事情で名前を捨てた彼は自身をパルクールで鍛えた己の体でしか承認できない。縦横無尽に東京の街を駆け抜ける彼が求めたのは・・。既存の労働問題をこんなかっこいい物語で綴るなんて素敵すぎる。2019/02/17

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