凶犬の眼

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041049556
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

映画化「孤狼の血」シリーズ、待望の最新刊!捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく……。

警察vsヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。


柚月裕子[ユヅキユウコ]
著・文・その他

内容説明

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく…。警察VSヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。日本推理作家協会賞『孤狼の血』シリーズ最新刊!

著者等紹介

柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年、岩手県出身。2008年『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

775
柚月裕子は、新作中心に読んでいる作家です。『孤狼の血』の続編の本書を読みました。二番煎じ感は、否めませんが、広島やくざノワールハードボイルド、古き良き時代?の物語でした。まだシリーズは続きそうな雰囲気です。暴力団新法や暴力団排除条例を厳密に適用すると、家も借りられないし、銀行口座も作れなければ、携帯電話も持てないし、コンビニで物を買う事も出来ません。これは憲法の基本的人権の保障と自衛隊以上に矛盾していませんでしょうか(笑)2018/05/11

ウッディ

706
ガミさんの「孤狼の血」を受けついだ日岡のその後を描いた物語。僻地の駐在所で無為に過ごしていた日々から、暴力団抗争の首謀者で指名手配犯の国光と出会って以降、まるで大上さんがのり移ったような日岡の成長ぶりがうれしかった。柚月さんの主人公は、一本筋が通っており、そして優しい。日岡はもちろん、ヤクザの国光もしかりです。誰の会話か 意味もわからなかったプロローグが、後半でわかるのも憎い構成で、面白かったです。ただ、「孤狼の血」を読んでいない読者にも、面白いのかは疑問。順番に読むことを強くお薦めします。2018/11/30

どんふぁん

657
2018年8月19日読了。日岡が逞しくなっていくなぁと思って読んでました。国光との話でしたが、大上さんも好きですけど、国光の男気溢れる頭脳派のヤクザも嫌いじゃないです。かっこよかったです!演じるとしたら渋い俳優さんより、爽やかな俳優さんに演じてもらいたいですね。度々出てくる、晶子さんの蛸飯が食べてみたいです!2018/08/19

うっちー

620
女性がこれを書く❓柚月さんの幅広さには敬服します2018/05/13

ホッケうるふ

563
前作の勢いで読めたが、大上という怪物的魅力を持つ人物が退場した事により彼から立ち昇る危険な香りと緊張感がごっそり抜け落ちた。代りに作者が用意したのが漢として極道を貫く国光だが、会話だけでこの人物を魅了させようとしているものの男としてギリギリの場面を用意していない。イタリアのマフィア映画のようなラストが唐突に付け足されるだけ。舞台を田舎に持ってきたのは良かったが立て籠もりの決着といい色々無理があり過ぎ。何より日岡が大上を継承する姿は数年単位ではなく10年以上の歳月をかけて描いて欲しい。本作ではまだ早すぎる。2018/06/19

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