出版社内容情報
六人の女から戯作者・恋川春町の不器用な生き様を描く、全身全霊の勝負作!女に愛され、ふざけながら、幕府に挑んだ男。
武士ながら戯作者として人気を博した後、謎の死を遂げた恋川春町。
六人の女を通して描く、その情けなくも愛おしい、不器用な生き様が胸に迫る――。
「妻は、くノ一」著者、全力の自信作!
駿河小島藩の年寄本役・倉橋寿平のもう一つの顔は、江戸で人気の戯作者・恋川春町であった。
戯作者としての矜持は、黄表紙を通じお上を批判しながら、人々を楽しませること。そして探し求めるのは、共に世の中を遊べる“菩薩のような女”――。
しかし、定信による娯楽の規制は厳しさを増してゆく。
女たちと関わりながら、定信からの呼び出しを無視し続ける春町だが、盟友の朋誠堂喜三二は筆を折り、さらに江戸一の人気戯作者の座は若き山東京伝に奪われつつあった。
悩みぬいた春町が辿り着く先は?
笑えて泣ける戯作者魂と恋模様を、洒脱な筆致で描ききった勝負作。
風野 真知雄[カゼノ マチオ]
著・文・その他
内容説明
駿河小島藩の年寄本役・倉橋寿平のもう一つの顔は、江戸で人気の戯作者・恋川春町であった。戯作者としての矜持は、黄表紙を通じお上を批判しながら、人々を楽しませること。そして探し求めるのは、共に世の中を遊べる“菩薩のような女”―。しかし、松平定信による娯楽の規制は厳しさを増してゆく。女たちと関わりながら、定信からの呼び出しを無視し続ける春町だが、盟友の朋誠堂喜三二は筆を折り、さらに江戸一の人気戯作者の座は若き山東京伝に奪われつつあった。悩みぬいた春町が辿り着く先は?武士ながら戯作者として人気を博した後、謎の死を遂げた恋川春町。六人の女を通して描く、その情けなくも愛おしい、不器用な生き様が胸に迫る―。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年「黒牛と妖改」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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