出版社内容情報
美濃の斎藤家から織田家への使者に抜擢された竹中半兵衛は、信長のもとで運命の人・お市の方と出会った。やがて家督を弟に譲り、研究を重ねついに半兵衛流兵法を完成させる。戦国の世が半兵衛を求めていた!
内容説明
美濃・菩提山城の若き城主、竹中半兵衛重治は、謀略を見抜き近江・浅井氏の奇襲を撃退するが、周囲を欺くため、自らを腑甲斐ないうつけ者であるとする噂を流させる。が、一時は主君である斎藤氏の稲葉山城を占拠するほど、軍略家としての才を発揮し、美濃一国に浪きたらず乱世へと飛び込んでゆく。運命的に出会った織田信長の妹・お市への想いを胸に、黒田官兵衛に先駆けて豊臣秀吉の懐刀となった名軍師の生涯を描く長編!
著者等紹介
笹沢左保[ササザワサホ]
1930年生まれ。60年、『招かれざる客』(第5回江戸川乱歩賞候補次席)で小説家としてデビュー。61年、『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。本格ミステリー小説から歴史時代小説まで幅広く執筆し、『六本木心中』などで4度直木賞候補となる。テレビドラマ化された股旅物の「木枯し紋次郎」シリーズは一大ブームを巻き起こした。九州さが大衆文学賞の創設・運営に携わり、後進の育成にも尽力。2002年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tai
6
読み物としては非常に読みやすい。物語テイストも強く、ストーリー性があったので、楽しみながら読めた。かの有名な、秀吉の三顧の礼があまり描かれていなかったような気が。 【図】2016/04/07
すぎねえ
3
前に読んだのは上下巻になる前のだった。しかもそれがほぼ初めて読む歴史モノ。日本史が恩情で2、のおいらがこんな分厚い歴史小説を読むなんてなあ、、、と読了後にちょっと感動した一冊(笑)。当時はひたすら半兵衛が恰好良すぎてくらっくらしながら読んだのを覚えてるけど、今回はもうちょっと人間的な半兵衛に見えた感じ。ともあれ上巻は上り調子なところなので読んでいても安心してワクワクできる。2014/02/28
yasu7777
2
★★★☆☆ 練馬2952-2852021/07/17
Stella
2
上巻は金ヶ崎の退き口まで。お市様とのプラトニックラブという展開になるとは想像もしてなかった。2013/09/10
ファンファン
1
黒田勘兵衛が流行ってるので、読んでみた。歴史物は面白い。今年9冊目読了。2014/02/06
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