出版社内容情報
女人禁制の仕事場に、少女・秀麗が果敢に突撃!?酷暑と過剰労働で倒れる官吏が続出! l臨時の助っ人を頼まれた秀麗は、男装して外朝に乗り込むが……。大人気シリーズ第2弾!
雪乃 紗衣[ユキノ サイ]
著・文・その他
内容説明
彩雲国に暑い夏がやってきた。例年にない酷暑と超過勤務の疲労で朝廷諸官が次々と倒れる中、官吏の人手不足を補うため、名門紅家(ただし貧乏)のお嬢様・秀麗に政務の助っ人依頼が入る。しかし仕事場である外朝は女人禁制。また春先に国王・紫劉輝の熱烈な求愛を蹴って後宮を辞した手前、城内で王に鉢合わせするのも避けたい。そこで仕方なく男装して仕事を始めた秀麗だったが…!?風雲急を告げる、シリーズ第2弾登場。
著者等紹介
雪乃紗衣[ユキノサイ]
2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』(角川ビーンズ文庫)で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
67
3回目の再読。この間再読したばかりですが、新装版を購入し改めて読んでいます。笑 間をおかずの再読なのに、何回読んでも面白いー。ライトノベルっぽさが消えているらしいですが、細かい違いは分かりません^^;登場人物が多く、挿絵で人物を具体的にイメージできる方がありがたいから新装版に入っていないことが惜しまれる…大人の事情?挿絵が無性に見たくなったら、図書館で補給しよう。笑2019/01/28
mayu
55
彩雲国②。秀麗は人手不足を補うため、女人禁制の外朝で働くことになる。彼女の頑張る姿、夢を諦めない姿が、国の制度を変え、夢を捨てようとしていた燕青の気持ちも動かした。燕青も最初はあやしげだったが、魅力的な人物。その強さもだけど、母に対する秀麗の思いを受け止めて励ますところが良かった。劉輝は秀麗恋しさに文やら贈り物やらするが、どれも頓珍漢で笑った。一途に追いかけるのに報われない。素直なところが彼の良さではあるが、これからどうなっていくか。初の女人官吏となるだろう秀麗の今後の活躍も見守りたい。2020/08/06
nins
45
シリーズ第2弾。ストーリーが1巻より落ち着いて、これから壮大な物語への第一歩として動きそうな感じ。今回の問題は朝廷諸官が酷暑と疲労で倒れ人手不足となり仕事山積。秀麗は男装して戸部の雑用係として働くことに。黄尚書は仮面の人だったり、燕青という生き倒れを拾う?ことになったりとまた新たしいキャラが出てきて大変。このシリーズはキャラの名前把握ができるようになればもっとすんなりいきそうなのだが、まだ微妙にあれ?この人誰だっけとなってしまう。周りのキャラが一枚上手で国王劉輝の純粋さだけでは埋もれそうな感じも。2012/02/06
dorimusi
39
お仕事小説に変わった。こっちの方が良い感じ。 とはいっても官吏になってなくて男装でバイト、その裏?で国試を女性が受けられるように法改正。1巻のラストだと何年か掛ったように読んだ気がしたけどさっくり改正になったね。探花(3位)で及第。今回も220ページだけどあんまり違和感なかった。まぁあっという間に読めるのが良いのか…もったいないのか……2024/01/08
おぬち
38
アニメも見ていたので黄奇人のか所は笑わせていただきました。燕青、黎深、鳳珠、とイケメン続々。コメディ要素と他のバランスがいいよね。とりあえず、2人がくっつくまで一気読みしたいと思います。2021/02/20