出版社内容情報
古今東西の童話をモチーフにした、誰も不幸にならない童話(ものがたり)。白うさぎとともにブラック企業と戦う〈不思議の国のアリス〉。
商売のために火吹き芸を覚える〈マッチ売りの少女〉。
歌声を犠牲にして都会へ出てきたアイドル志望の〈人魚姫〉。
誰もが知っている古今東西の童話を
大胆に、楽しく、優しくアレンジした4コマコミック第2弾!!
下西屋[シタニシヤ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
23
書店でロングセラーね、面白いもの!とニマニマ見てました。2巻じゃないか!しかも4月発行!!うかつにも程があるよ…。今回も面白い。ギャグに笑ってたら胸に刺さるシリアス展開、にっこりからまた吹き出して…このバランスが堪らん。1巻再読せな。2018/09/10
ホシナーたかはし
12
一巻「三匹の子豚のその後」で、菓子の家にいた魔女が本巻の猫魔女?マッチ売りにも灰かぶりが出演し、彼女のその後がさらりと書かれてたり、鶴の恩返しの赤鬼は桃太郎と出合う前か、その辺が良いです。ふしぎの国のアリスで泣かされるとは思いませんでした。自分が再び陥っている状況「白線の向こう側」か「奇妙な果実」になることを望んでいる自分を言い当てられたようで。2018/05/18
みやしん
8
面白かった。それぞれの等身大の言葉が静かに心に入り込む。だからこそハッピーエンドになるんだろう。 個々の作品が一巻も含めて登場人物で繋がっているのがとても良い。王国の十三人の魔女も世界中にいるのかな・・・と思ってたら即辰・巳登場。 邪推だけど魔道具の職人と三蔵が一緒じゃないかと妄想。2018/05/24
すー
5
やっぱり一言一言が深い…。「不思議の国のアリス」のお話が印象的でした。2019/05/06
王朱
5
1巻もそうだったけど、勧善懲悪なハッピーエンドじゃなくて、色々と考えさせられる物語。 不思議の国のアリスとマッチ売りの少女、眠り姫が刺さる言葉が多かったな。 犬はピーチの顔を覚えてないけど、ピーチは犬のこと覚えてたのかな。 2巻は1巻と違って時系列になってないようだけど、1巻とのリンクも随所に見られる。大部分は、1巻の過去編扱いになるのかな。2018/07/09