出版社内容情報
美しきスーパーネイチャーの世界。命の源に戻れる写真集
ハワイ島コナの沖合、水深3000mのブルーウォーターをひと呼吸で潜る。これ以上潜るとデッドゾーンだ。その瞬間、「もう十分だ!」という不思議な声が響き渡った。なんのことか分からないまま、呪文でもかけられたかのように従った。それ以上望むものには死が待っている。「死生観を瞬時に受け取る」それまで私を支配していた強い欲を一瞬にしてかき消した。私の視野が広がり、下を見れば濃厚なブルーの奥に黒が存在する世界。上を見ればかすかに太陽の美しい光。私の周りには誰もいない。その時から私の身体は人間という存在を超え、偉大なる地球の生命体のヒトシズクのタマシイの水と化したのだ。
内容説明
美しきスーパーネイチャーの世界!ハワイ島の霊峰、母クジラの光るヒレ、雲海に立つ水柱、生まれ出る溶岩。水深100メートルの素潜りの世界を知り、森と海と深く対話する写真家、菅原真樹の視点。本書は「自分が地球のひとつの生命」と知らされる、いのちの素に戻れる写真集だ。
著者等紹介
菅原真樹[スガハラマキ]
1963年、兵庫県西宮市甲子園に生まれる。大阪芸術大学音楽学科声楽専攻科卒業。ハワイ島コナ在住。小学生の頃から憧れていたハワイ島コナの海で、プロの潜水ガイドとなる。琉球空手から学んだ「潜在能力を引き出すトレーニングメソッド」で日本フリーダイビング女子チャンピオンを育て、世界選手権では全日本代表監督を務め、アジア初の男女入賞に貢献した。報道写真家集団「マグナム・フォト」メンバーAbbas氏から直接指導を受け、写真の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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