- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
出版社内容情報
逃れえぬ運命、離別の刻
《焔牙》――それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。忘却の島で繰り広げられる《666》主催の血と狂乱の宴、《修羅會》。その初戦、歪んだ願いの果てに道を踏み外したアキラとの激闘を制した透流たち。安堵したのも束の間、音羽はその身に秘めた強大な力に蝕まれ、ついには倒れてしまう。さらに襲い来る新たな敵、聖騎士ヘレンとの熾烈を極める闘いの最中、ユリエと音羽が透流たちとはぐれてしまい……!? パートナーとの絆で未来を掴み取る、学園バトルアクション第10弾! 逃れえぬ離別。辿り着いた絶望を経て、彼らが選ぶ道は――
内容説明
“焔牙”―それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。忘却の島で繰り広げられる“666”主催の血と狂乱の宴、“修羅會”。その初戦、歪んだ願いの果てに道を踏み外したアキラとの激闘を制した透流たち。安堵したのも束の間、音羽はその身に秘めた強大な力に蝕まれ、ついには倒れてしまう。さらに襲い来る新たな敵、聖騎士ヘレンとの熾烈を極める闘いの最中、ユリエと音羽が透流たちとはぐれてしまい…!?パートナーとの絆で未来を掴み取る、学園バトルアクション第10弾!逃れえぬ離別。辿り着いた絶望を経て、彼らが選ぶ道は―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
34
孤島でのバトルロイヤル<修羅会>の初戦で勝利するものの、寿命を縮める命の焱を使用した音羽が意識を失ってしまう。数多いる敵チームから身を隠しながら音羽の回復を待つ透流達だったが、ホムンクルスである音羽を狙う<聖庁>の騎士ヘレンの魔の手が迫り…。透流、ユリエ、橘、リーリスといった主力勢に劣る分、治療技術や潜伏スキルを磨いたみやびの努力が実った場面が好きで、透流達とはぐれた間も音羽を守るために孤軍奮闘するユリエもナイスでした。大切な兄と仲間達を守るため、必死に命の焱を燃やす音羽の姿が脳裏に今も焼き付いています。2017/10/08
真白優樹
9
妹が倒れ、更なる強敵との戦いが巻き起こる今巻。逃れられぬ離別、伸ばした手は届かず、時は止まりもせず残酷な離別が訪れる。敵の中の強敵、更にはボスとの戦いを全員で死力を尽くし死線を潜り抜け魔女との契約で更なる力を手に入れて。だがその先に待っていたのは救いでも無く妹との二度目の離別。救いの手は届かず、命を自ら削り消滅へと踏み出してしまう。戦いの中で得たものは何か。何もなく、残ったものは沢山の思い出と最期の言葉。そして仲間達の離反。道を違えた彼らには何が待つのか。その先はまだ誰も知らない。 次巻も楽しみである。2016/01/25
ツバサ
7
シリーズで1番熱いバトルがあり、そして音羽とのお別れ… これは泣ける。しかも最後に明かされたあの2人の裏側とか知らなかったからこの先どうなるのか想像出来いな。2016/01/31
柳
6
読了。ユリエかわいいよユリエ!透流とユリエの関係がじりじり進展してるような、ないような…全体的には内容はいつも通りでした2016/01/26
紅羽
4
シリーズ10作目。第二部終了。大きな転換期となる巻でした。前巻から予想されていた音羽に残された時間。力を使う事で命を縮めてしまうと分かりながらもその力で皆を守って散った音羽。皆に感謝とお別れを言う場面が切なかった。二度も妹との別れを経験したトール。そんな中でのトラとリーリスの離反。トラが力を失ったという台詞も気になります。そして音羽が気付いたトールの本当の気持ち。恋愛を避けていながらも惹かれていたのは誰だったのか。続きが気になります。2021/06/16