ＭＦ文庫Ｊ ダメ魔騎士の英雄煌路（ヘルトシュトラッセ）

藤木 わしろ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 287p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040680187
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

最強？　チート？　いえ"ダメ"です。

騎士国家センタリアの下級魔騎士アルフは、仕事には毎日遅刻＆サボり、模擬試合でも全敗、周囲から恋人関係と誤解されるような妹・アンリの世話を受け、公私ともにダメの烙印を押されている。しかし、亡き両親の思い出の詰まった大切な自宅が出火、焼失。アルフは家の再建のため武闘大会『騎士祭典』での優勝を目指す。だが――「あなたを更生するのが私の仕事です」手段を選ばないアルフの卑怯な戦い方に幼馴染のセンタリア王姫・リーネの怒りが爆発、ダメダメなアルフの更生に乗り出して!?　第１１回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞受賞のネクストヒーローファンタジー！

内容説明

騎士国家センタリアの下級魔騎士アルフは、仕事には毎日遅刻＆サボり、模擬試合でも全敗、周囲から恋人関係と誤解されるような妹・アンリの世話を受け、公私ともにダメの烙印を押されている。しかし、亡き両親の思い出の詰まった大切な自宅が出火、焼失。アルフは家の再建のため、武闘大会『騎士祭典』での優勝を目指す。だが―「あなたを更生するのが私の仕事です」手段を選ばないアルフの卑怯な戦い方に幼馴染のセンタリア王姫・リーネの怒りが爆発、ダメダメなアルフの更生に乗り出して！？第１１回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞受賞のネクストヒーローファンタジー！

著者等紹介

藤木わしろ［フジキワシロ］
１９９１年１１月生まれ。第１１回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞にて佳作、第９回ＨＪ文庫大賞にて銀賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

魔力が全く無く仕事に怠惰で、日常生活も妹アンリに世話される状態の下級魔騎士アルフが、亡き両親の思い出が詰まった大切な自宅焼失を機に騎士祭典優勝を目指す物語。わりとよくある設定やストーリー展開という意味では特に目新しさはなかったですが、勝ち抜くためには罵倒されようが卑怯な手段も厭わない主人公アルフの奮闘と、兄を甘やかす妹、ダメダメな主人公の更生に燃える幼馴染の王姫リーネらとのやりとりはなかなか良かったです。アルフを気にかけるリーネとの関係は安心して楽しめそうですし、続きがあるようならまた読んでみたいですね。

2015/12/24

[ツバサ]

思ってたより面白かった。戦争で亡くなったアルフの父親の言葉が重く心に響いてきました。アルフの戦い方は汚く卑怯だけど、アルフ自身は全然卑怯じゃない。リーネ、ウィン、クライド、パン屋の姉さんぐらいにしか認められてなくてもいつかは周りに認められて欲しいな。次巻が凄い楽しみ。

2015/12/29

[真白優樹]

万年最下位の騎士の少年が自分のやり方で勝ち進む物語。・・・誇りを無くした騎士達を相手に少年は己の道を貫き通す。例え罵られても嘲笑されても貫き通すは己の道。・・・確かに未熟な部分は多々あるかもしれないが独特の安定感と高揚感、そして気持ちのいい展開も備えており確かな魅力も感じさせるためこの先も頑張ってほしい。巻数を重ねてレベルアップしていけば本当の魅力を持った作品になるのではないだろうか。この先の伸びしろと成長の余地は確かに感じさせるので頑張ってほしい。戦いに卑怯も何もないのである。 次巻も楽しみである。

2015/12/26

[リク@ぼっち党員]

魔力を持たずやる気もないダメ下級魔騎士アルフが卑怯者と言われながらも英雄になる。オーソドックスな展開だけど分かりやすい熱さがあった。幼なじみ素直姫騎士リーネとの約束を守るため英雄になろうと、実力が上の相手に持てる策全てを使って打倒する主人公はかっこよかった。 騎士道に乗っ取って倒されるくらいなら卑怯な手を使ってでも勝った方がマシと思うけどね。 でもダメになった理由って妹の介護のせいも結構大きいよな…。アンリはヤンデレの素質しかない。

2015/12/25

[しぇん]

少し読み難い部分があるや、魔力が無い騎士がその特性を活かして頑張る等どこかで見た設定が盛り沢山でありますが、主人公に勢いがあるので結構楽しめました。あらすじの部分が半分くらいで終わってしまうので、話もどんどん進むあたりが良かったかなと。

2015/12/23