- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
出版社内容情報
【著者紹介】
第六回MF文庫Jライトノベル新人賞の佳作『社会的には死んでも君を!』でデビュー。前作は『ひきこもりパンデモニウム』。秀逸なギャグセンスで熱心なファンを持つ。
内容説明
ティタニアでの奇跡的な勝利により、一躍その名を轟かせた「魔剣の軍師」ジュリオ率いる新生トレント王国。勢力を拡大させる彼らだったが、敵の強国ロンバルディアがこのまま黙っているはずがなかった。ジュリオたちの前に立ちはだかるのは、名うての将軍たち―裏切りの“吸血鬼”エスメラルダ、ジュリオに歪んだ愛を向ける宦官将軍チマブーロら。さらには、神槍の使い手“悪鬼”ことダンテ将軍率いるロンバルディア最強の黒狼兵団までもが、トレント討伐に動き出す。迫りくる強敵との決戦に、魔剣の軍師はアウトな英傑たちと捏造ではない伝説の歩みを進めることができるのか!?戦記界が騒然!伝説になってはいけない英雄たちの残念伝説、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
35
ティタニアでの奇跡的な勝利で一躍その名を轟かせ、勢力を拡大する新生トレント王国が、裏切り者のエスメラルダ、宦官将軍チマブーロ、ダンテ将軍率いる黒狼兵団らと対決する第二弾。全体としてはわりと真面目に戦記モノしてるのに、一方で新生トレント王国首脳陣の変態ぶりにもますます拍車が掛かってきて、そのアンバランスな感じが絶妙で面白いですね。そんな突っ込みどころ満載の陣営にこれまた強烈なキャラが加入して、これから一体どうなっちゃうんでしょうか(苦笑)物語としてもジュリオの里を巡る伏線が出てきたりで、次巻も楽しみですね。2015/04/23
Yobata
33
ティタニアの奇跡で勝利したジュリオ達,新生トレント王国は、次なる一手としてロンバルディアを挟撃するべく南のホルムと同盟を結ぼうと画策する。そんな中、"吸血鬼"エスメラルダ,宦官将軍チマブーロ,そして神槍を持っているダンテがトレント討伐に動き出し…。今回もノリノリな面々が欲望とテンションに身を任せていけいけドンドンだったね。そんな面々に追加された"吸血鬼"エスメラルダは、裏切り者と言われながらも本当はトレントを思っての高潔な騎士…かと思ったら、かなり強烈なドMだったな。そしてそのドMにすぐ対応できる→2016/03/24
いーたん
32
これはだんだんクセになる。ギャグ自体はそうたいしてキレもなく面白くないのが多いんだけど、キャラ造形は抜群に面白い。2巻になり、新キャラも登場して、それがかなりアウトなドM女だったり、敵の宦官将軍(あっさり退場)だったり。それだけじゃなく、女王ランはランで妄想妊娠しだすし。読んでてゾクゾクします。キャラたちの残念MAXっぷりが堪りません。が、戦記モノとしては、あっさり退場しすぎで、物足りない。ダンテは終盤まで引っ張っても良かったんじゃないかなと思います。ただ、展開がスピーディーなんでそれも仕方のないことかも2016/02/11
アウル
30
残念兵団の戦記第二巻。今回も面白い。今回もいろいろと残念なキャラが登場したな。笑える所が多めでシリアスは控えめだったが個人的にはちょうどいいバランスかな。エスメラルダの変態ぷりには引くがそれを難なく制御する主人公もホンマに大概だなw次巻も楽しみに待とう。2015/04/24
ツバサ
29
もう嫌だこの軍団(褒め言葉) 煩悩だらけだけど戦場ではきちんと働くから憎めない。笑いやシリアスの配分が丁度良いから退屈せず読める。最後に初恋の相手がどういう意図で出てきたのか気になる。続きが楽しみ。2015/05/11