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出版社内容情報
竜に支配された大陸へと降りたったシノビ・サビトは銀髪巨乳の女騎士メルシオーネと主従を結ぶ。寡黙を装うが内心饒舌なサビトと、優しく勇気もあるが天然なメルの凸凹コンビは案外相性がいいようで……?
内容説明
魔法を操る竜人が現れたことで大陸の人類は滅亡寸前にまで追いやられていた。とある村を守る剣聖女・メルシオーネは、ある日ヒノモトから来た“シノビ”サビトと出逢う。常識外れの剣の技量と魔法にしか見えない奇妙な術―ニンポウ―を操り、強大な豚人と妖人の群れを容易く蹴散らしたその腕を見込み、メルは彼を村へ招くが…。「大体お前って、胸に重りつけて戦ってるようなモンだし」「ひ、酷い!エッチ!もう荷物を持ってあげませんから!」寡黙(のフリして内心饒舌)なニンジャと清楚(だけど天然)銀髪巨乳女騎士。凸凹な2人の相性は、だけどなかなか悪くないようで…?ニンジャとドラゴンが雌雄を決する人類反抗バトラブ活劇ここに見参!
著者等紹介
伊達康[ダテヤスシ]
兵庫県出身。第八回MF文庫Jライトノベル新人賞にて佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
49
瑠璃ボケ作者の新シリーズはドラゴンに支配された世界を変える為に忍者が戦うファンタジー作品。人間が家畜以下の扱いを受けるという割と重ためな世界観ではあるけど、作者お得意のボケツッコミ会話劇があるおかげで必要以上に話が暗くならないのが良いですね。MFお得意のラッキースケベがありつつも締める所ではきっちり締めてくれるのも好感触。1巻にして夫婦になった2人ですが、次巻現れる幼馴染の忍者が一波乱起こしてくれそうだし色々楽しみです。2015/04/23
よっち
42
竜人によって人類が追い詰められている世界で、とある村を守る剣聖女・メルシオーネと出会い主従契約を結んだシノビ・サビトが二人でドラゴンと戦うバトルファンタジー。特殊な存在であることを隠しながらわりと天然で無防備なメルと、実力はあるけど朴念仁なサビトの二人が出会って、相性の良さを感じさせる会話を積み重ねて少しずつ距離感が変わったり、悲壮な決意を抱えがちなメルをサビトがしっかりと支える構図がとても良かったです。激闘を二人で乗り越えて共に歩むことを選択した二人がこれからどうなっていくのか、次巻がとても楽しみです。2015/05/01
まるぼろ
35
百年程前に現れた竜人によって人類が滅亡寸前にまで追いやられてしまったある大陸で、ある村を守護していたメルシオーネは、東の島国、ヒノモトから来たある「シノビ」と出会い…と言うお話です。なかなか面白かったです。一部除く村の人間とメル・サビトの温度差があって余程村の人間の方が「人でなし」なのは皮肉が効いてると思いましたが…w それでも理想主義のメルと忍者らしく現実主義なサビトのコンビ…後の夫婦は、日常の夫婦漫才めいた会話も込みで息のあった良いカップルだと思いました。次巻はサビトの幼馴染が絡む話みたいで期待です。2015/06/02
Yobata
34
竜人が支配し人間が追いやられた世界で、ある村から戦う剣聖女ことメルシオーネは東のヒノモトから来たシノビのサビトと出会う。その戦闘能力をかって主従をくんだメルとサビトだが…。瑠璃ボケの伊達康さんの新作の人類反抗バトラブ活劇。前作は現代霊感もので、新作はSFファンタジーもので終始ボケてた前作とは違い亜人と人間,そして竜人と竜落子といった格差,忌み関係もあって割と真面目。でもサビトとメルの会話のボケ&ツッコミはやはり良いねwちょっとエロネタというか直ネタ風味だったかなw?最後は夫婦になっちゃったしねw→2015/04/23
わたー
32
★★★★★作者買い。奇抜なタイトルだが、中身は正統派なファンタジーで面白かった。竜人が大陸を支配し、人間は家畜並みに扱われる世界という割と重めな背景ではあったが、メルとサビトの掛け合いが軽妙で、シリアス一辺倒な作品じゃなくてグッド。ラストでは、まさしく夫婦漫才といったやりとりが心地よく、前作同様、著者の味がよくでていたと思う。作品内でのニンジャの起源も納得のいくものでよかった。最後にでてきたアトリも気になるので、是非とも長く続いてほしい作品。2015/04/26