MF文庫J<br> ストレンジガールは甘い手のひらの上で踊る

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MF文庫J
ストレンジガールは甘い手のひらの上で踊る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040674087
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一色佐奈は、地下鉄が好きなちょっと変わった女の子。そんな彼女は今、クラスメイトの浦上彰人に恋をしていた。ところが彼には、万里花という美少女の幼馴染がいることを知る。二人は何かの秘密を共有していたようだったが、恋敵と思っていた万里花の協力もあり、彰人とより親密になることができた。そんなある日、彰人から秘密を打ち明けられる。―それは古い集落に代々伝わる不思議な風習。彰人と万里花、二人の秘密の中に部外者の佐奈を迎え入れたことで、物語は大きく動き出す―。誰が彼女を殺したのか?苦して甘い、トライアンギュラー恋愛ミステリー。

著者等紹介

森田季節[モリタキセツ]
1984年生まれ。神戸市垂水区出身。08年、『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

36
クラスメイトの浦上彰人に恋する、地下鉄好きなちょっと変わった女の子一色佐奈。そんな彼女が彼と幼馴染万里花が共有する秘密に引き込まれ、関わるうちに親密になっていく物語。とある事件をきっかけに再構築されて、一見変わらないように見えて決定的に変わってしまった三人の関係。新事実が判明するたびにその構図が変化していきますが、閉塞感を打開しようとあがいた結果、近くて遠い存在になってしまった彼らの関係に、勇気を持って踏み出した一歩と、その原因も絡めて再出発の兆しを見出すあたりが著者さんらしくて、わりと好みの物語でした。2015/03/02

異世界西郷さん

29
著者初読み。うーん。なんなんでしょうか。なんとも評し難い読後感です。佐奈の能力とかカナリア姉妹とかの設定が全く活かされていないように感じるのは続編を出す前提だからなのか、それとも前作の『ベネズエラ~』や『プリンセス~』を読んでいないと理解できないからなのか。よく分かりません。ひとつ確実に評価できることがあるとすれば、文倉絵は相変わらず素晴らしいというところでしょうか。本編の挿絵もカラーで見たかったです。取り敢えず、『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』を本屋で探すことから始めてみようと思います。2015/03/25

半熟タマゴ

24
イケニエビトとタマシイビトの響きが懐かしい。デビュー作の「ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート」を読んだのがだいぶ前だから話をほとんど覚えてはいないけど。森田さんの文章に慣れたからかデビュー作の時よりも話がわかりやすく感じた。でも、これだけ単体で読むと戸惑う人もいるかもしれない。ベネズエラを読んでいた方がすんなりと物語に入り込めるかと。これを機に新装版が出ないかなぁ。読み返したいけど手元になくて・・・。2015/03/19

サキイカスルメ

20
地下鉄大好き肉食女子可愛かった。マイナーなバンド音楽好きの彰人と、地下鉄好きで彰人に片思い中の一色と、彰人の幼馴染みの美少女万里花のお話。登場人物のやり取りが、軽妙で楽しかったですね。特に恋する乙女な一色ちゃんがお気に入り。最初の方は青春恋愛ものかな?となり、その後伝奇ものっぽくなり、不思議な雰囲気で終了でした。面白かった、本当に不思議な読了感です。白の存在が大きかったですねぇ。万里花の想いも切ない。ですが、私は一色ちゃん派なので、頑張れ一色ちゃん!少し変わった青春ものを読みたい時にいいんじゃないかな、と2015/03/10

アウル

19
旅行前に読み、帰って来てから感想を書こうとしたが、覚えている事といったら一色佐奈が浦上彰人に好かれようと影ながら努力しているのが可愛かったのと、中盤ぐらいまで普通に話が進んで痛んだけども最後の結でゾクッとさせられたのとコレでもかと押してる地下鉄話が印象に残っているぐらいだったな。2015/07/17

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