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内容説明
ベヒーモス、カルキノスの襲来に乗じ、“桔梗”本部を強襲した“八雷”。杏の奮戦空しく、“八雷”を率いる嵐樹の剣皇・イザナミによって光義が連れ去られてしまう。後悔に苛まれ、一刻も早く光義の奪還に向かおうとする杏。しかし、常に傍で自分の支えとなっていた光義がいないことで、杏は「烈火の剣皇」としての自分の姿を見失っていた。一方の光義も、イザナミを始めとする“八雷”メンバーの目的を知り、迷いを覚える。そんな中、敢行される光義奪還作戦。杏と共に投入される“獣人殺し”と呼ばれる部隊。善意から生まれたはずの戦いがやがて大いなる悪意を呼び込み…。世界の運命に翻弄される、英雄の少女とその幼なじみの物語。愛と悲しみの第3巻。
著者等紹介
八薙玉造[ヤナギタマゾウ]
1979年生まれ。大阪芸術大学卒業。第6回集英社スーパーダッシュ小説新人賞にて、『鉄球姫エミリー』で大賞受賞。同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
17
登場するヒロインがみんな可愛いな。杏は光義がいない間胃痛を抑えようと納豆などネバネバのモノを食べる姿や、キャラがブレまくっている様子が可愛いし。碧は碧でオカンぽかったり、中二ぽかったりと素とのギャップが良かった。光義は何時もながら傷つきながら敵に立ち向かっていってるがもう限界なんじゃ。今回は不穏な終わりじゃなくて良かった良かった。2015/01/10
わたー
12
★★★★☆1巻や2巻のような続きが気になるようなずるい終わり方ではなかったこともあってか、やや勢いがなくなっているような印象。しかし、豆腐メンタルな杏は可愛いし、新ヒロインの碧も可愛いのでオールOK。しかし、主人公は巻を重ねるごとにボロボロになっていくな。2015/01/05
giant★killing
9
内容はイザナミに敗れ拉致されてしまった光義。しかし恐ろしい獣人達のテロ組織と噂されていた割には良い人が多く光義は困惑する。一方杏は光義不在により精神的にパニックを起こしてしまい…。杏ちゃん可愛いw。もうそろそろ光義以外にも豆腐メンタルだってバレちゃうんじゃw。新たなヒロイン碧も隠れ関西弁キャラ(普通に口調でバレバレだが)に姉御肌と大変魅力的。次巻はどうなるのかな?楽しみです^ ^。(イラストが若干少女漫画っぽくなってますかね?)。2015/05/22
真白優樹
8
テロ組織の内情に戸惑う光義、自分を見失う杏・・・な今巻。・・・光義が大切なのはわかったがここまでか・・・剣皇としての自分を見失って迷走するまでとは・・・八雷は八雷で根はいい組織だしイザナミ、本名碧は結構天然入ったいい子だしなー・・・あれ、杏と同じ香りがする。そんな中、光義は人間に戻れる可能性を放棄、戦うという。・・・いつかちゃんと人間になれればいいが。皇土の剣に真に認められて・・・とかないかな。 今回出てきた五帝は剣塵帝のエリス。・・・妙に人間臭い名前だと思ってたらそういうことか。2014/12/24
サエズリ割津
6
杏は光義がいないとこんなにメンタルがフニャフニャになるとは。今回は嵐樹剣の使い手イザナミ回。イザナミもとい碧は主婦力が非常に高くて可愛い。やっぱりバトルシーンと日常シーンの温度差がすごくいい感じ。バトルシーンではおっさんたちが今回活躍してました。カラスキさんはフラグ乱立させすぎて逆に死にそうにないと思いました。まだこのシリーズは続きが出そうなので次巻に期待。2015/01/16