ＭＦ文庫Ｊ ひとりで生きるもん！―粋がるぼっちと高嶺の花

暁 雪【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 261p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040671765
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「性格のいい美少女なんてものは、地球上のどこにも存在しない」そんな信念を持った結果、クラスヒエラルキーの底辺にいるお笑い好きの少年・織田慶人。彼の心のよりどころは校内で唯一交流を持つ文通相手・手紙の君だ。ある日慶人はその手紙の君と会う約束を交わし―強く後悔することになる。そこに現れたのはなんと学校一の美少女・湊千紗だった。たとえぼっちになろうとも、美少女とは決して関わらない。そう誓っていた慶人に、千紗はとんでもないお願いを口にする―「わたしの相方になってください！」第１０回新人賞“佳作”受賞、ぼっち×高嶺の花で贈る、「ひとりでだって生きられるけど、やっぱそれって難しいよね」系ラブコメ！

著者等紹介

暁雪［アカツキユキ］
第１０回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞にて佳作を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

「性格のいい美少女なんてものは、地球上のどこにも存在しない」が信念のひねくれぼっち慶人が、文通相手の美少女千紗に請われ、文化祭のために漫才コンビを結成する物語。最初ひねくれぼっち全開だった慶人も、まっすぐな千紗とのやりとりの中で感化されていって、千紗のために頑張っちゃいましたね。主要登場人物も少なめで、奇を衒わないストーリーはシンプルでしたが、千紗の妹を絡めたやりとりもテンポが良くて、素直に二人を応援したくなる作品でした。今回は単巻完結でしたが、次回作があったら是非読んでみたいですね。とても良かったです。

2014/12/09

[いーたん]

千紗が可愛いよぉー可愛すぎる。イラストも可愛いし。表紙買いした俺、GJ。 クラスの底辺ぼっち・慶人と学校一の美少女・千紗が織り成すラブコメ。前半〜中盤は慶人のへたれひねくれ感が共感を呼びつつも、ウザかったんだけど、終盤に自分の気持ちと千紗に本当の意味で向き合って男らしくなってからはカッコ良かったかな。最終盤はもうニヤニヤが止まらない。慶人と同じく読んでるこっちも千紗が大好きになってました。千紗の妹・七海が小悪魔っぷりを発揮してたけどヒロインは千紗だけだったので迷う必要がなく入り込めた。次回作も期待します。

2014/12/09

[まりも]

佳作が一番面白いという罠。卑屈故にぼっちな主人公と学園一の美少女が送る青春ラブコメ。ベタなラブコメながらラッキースケベに頼らない初々しい甘さと大会へ向けた情熱の方向は正に青春といった感じで良かったです。新人のラブコメ作品と言えば無駄にヒロインを出して話をぼんやりさせるのが多い中、千沙一人に絞った事で彼女の魅力が余すところなく伝わってきました。美少女でこれだけ良い娘だとそりゃ主人公も一生懸命になるわな。俺も千沙ちゃんぎゅーってしたい。脇を固めるキャラもいい仕事してた。次回作も楽しみな作家さんですね。

2014/12/08

[アウル]

ちょいとひねくれた信念を持つお笑い好きのぼっちな主人公と学校一の美少女とが漫才コンビ組む話。お気に入りの方達の感想通り面白かった。全体的にノリが軽く読みやすいし、ラブもコメも両方とも自分のツボに入ったいいラブコメ作品だったしシリアス具合も良かった。２巻で締めようとするのが多くなってる中１巻で上手い事纏められてるのも良かった。これは次回作も期待しよう。

2014/12/02

[サエズリ割津]

評判に違わぬ面白さ。ど真ん中ストレートの学園青春ラブコメ。メインヒロインを一人に定め、気を衒わずにお笑いという共通の目標を共有しながらひたすらに仲を深めていくという話。卑屈な主人公の慶人が千紗と関わるたびに変わっていく様がよかった。終始イチャコラしていたのだが、すべてを乗り越えた後の千紗のデレの破壊力が挿絵の力も相まってヤバい（言語崩壊）ヒロイン一人のラブコメの完成形としてお手本になるレベル。続巻は折を見て読みます。

2016/08/02