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内容説明
クーデターに端に発した騒動のなかでフィガロの系譜の実力者たちを葬り、残る復讐のターゲットは絶対皇帝オルドネスと皇太子となったゼウルのみ。シリュウとエトラは最凶にして最大の敵オルドネスへの復讐の機会を探る中で、シリュウの故郷スィグアを統治することになったゼウルが、スィグア人たちの処刑を断行することを知る。親友ゼウルと故郷スィグアへの相反する情念に苦しむシリュウに対し、義妹エトラはどんな運命を迎えても彼と共に不幸になることを望む自身の気持ちを打ち明け、背中を押す。避けられない盟友との決戦、全てを嘲笑う皇帝オルドネスの暗躍に怯まず、シリュウとエトラの「神代の詩」が発動する。リベリオン・サーガ、終極の第三幕!
著者等紹介
新見聖[ニイミヒジリ]
第9回MF文庫Jライトノベル新人賞にて審査員特別賞を受賞。滋賀県民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
6
皇太子となったゼウルは突如、スィグア人の虐殺を宣言する。盟友と対決することになるシリュウ。そしていずれにせよ反逆者となることは決定的に。さらに、守るべき民のはずのスィグア人の浅ましさを見せ付けられ……絶望的な状況で、ともすれば目的も見失いそうな中、エトラとの絆を支えに戦い抜くシリュウの姿を描き通してくれた。えげつないものを背負いつつ、その道を貫徹する彼らの姿は良かった。ラスボスも流石の存在感。表現には難も多い作品だったが……活かすための課題を考えてほしいところ。2014/09/21
ぺてがり
1
帝王を目指すヒロインと主人公が皇帝をついに倒すお話でした。展開がなかなか良く出来ており、良い意味で先が見えないため、お話を最後まで楽しむことが出来ました。また、主人公らの行動も一貫性があり、全巻通してキャラがぶれなかったのも良かったと思います。なお、このお話はこの巻でお仕舞いのようなので、筆者の次のお話にも期待したいと思います。2014/08/25
うたて
0
三巻完結のせいなのか駆け足感はあったけれどデビュー作でこれならまた新しく構想を練ってもらえたら長く楽しめる作品を作ってくれるんじゃないかって期待してまふ2015/01/20
帰化の隠された世界
0
最後まで鈍いの主人公、頭痛いすぎ。小説それなり良いエンド。2014/08/30