内容説明
川で泳いでいた10歳のチェットは、灰色の背びれに出くわす。サメかと思ったが、友だちのいたずらだった。そのころ、浜辺でサメが人をおそったというニュースが新聞をにぎわせていた。チェットは、友だちにしかえしをするがほんとうに灰色の背びれがあらわれた―!おそろしい状況から生還した少年の物語!
目次
一九一六年、七月十二日ニュージャージー州エルム・ヒルズマタワン川
九日前…一九一六年、七月三日午前九時エルム・ヒルズ食堂
船長の思い出
新しい友だち
背びれの正体
マタワン川の悪魔
最高のいたずら
最悪の結果
灰色の背びれ
サメが出た!
みんなに知らせろ!
川から上がれ!
一九一六年七月十三日の新聞記事
ひとりぼっち
ぼくの居場所
著者等紹介
ターシス,ローレン[ターシス,ローレン] [Tarshis,Lauren]
米国ニューメキシコ州生まれ、コネチカット州在住の児童書作家・編集者。『Emma‐Jean Lazarus Fell Out of a Tree』(邦題『エマ・ジーン・ラザルス、木から落ちる』主婦の友社)でデビュー
河井直子[カワイナオコ]
大阪府生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴
15
フィクションだけど大筋は事実をもとにしているとのこと。まるでオオカミ少年のような話だ。ジョーズのせいか、サメは人間を襲う危険な動物だと当たり前に思っていたけど、どうやらそう頻繁に襲うわけでもないらしい。2015/02/06
osei
3
サメにおそわれたくない。2015/02/08
ピンクのヤドン@どわすれ
2
☆3 運良く助かりましたっという感じだったから、もう少しサメに遭遇した場合の対処法を載せて欲しかった。調べたら『刺激せずに静かにその場を離れる』『水しぶきをたてない』『サメは音に反応するため水に顔をいれて大声を出すと追い払う効果になる』『サメの最大の弱点は神経が集中する鼻柱。目やエラも弱点。襲われた場合は弱点を殴る』『サメは匂いに反応するため海中で排泄物を出さない』らしい。2021/08/10
むーみん
2
サメがヒトを襲うことが都市伝説だったことに驚いた。本当にあった実話を元にしており、リアルでより想像しやすく読みやすい。低学年の子どもにおすすめしたい。2020/02/17
Y子
2
サメが人を襲わないと思われていたとは!2016/02/26