MF文庫<br> 怪談実話 無惨百物語―はなさない

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MF文庫
怪談実話 無惨百物語―はなさない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040667942
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

内容説明

「書いたら死ぬ」という話を書いてデビューした男・黒木あるじ。あくまでも“怖さ”を追求する新世代のトップランナーが、百話を厳選執筆する。盛り場の居酒屋で、タクシーの車内で、昼下がりの商店で、闇夜の怪談会で、丹念に聞き集め、選りすぐった怪談実話の数々。誘われているのか、招かれているのか。やがて怪異は繋がり、はなれなくなる。では、百物語をはじめましょう―。

著者等紹介

黒木あるじ[クロキアルジ]
1976年、青森県生まれ。2009年に「ささやき」で第1回『幽』怪談実話コンテスト・ブンまわし賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

47
実話怪談集。読み始めの部分はテンプレートな心霊譚ばかりで、いよいよネタが尽きてきたか。と一頻り心配させられたが、今回は中盤からの畳み掛けが凄い。ページ数とあいまって何か目の前にドンとでっかいステーキを置かれた印象を受ける。ただ他の人も書いてるけど、今回は多少いい話が占める部分が多くなった代わりに、陰惨な話が少なくなってきているような気がする。そっちの方を好む人も多いのだろうけど、個人的にはやはり少し物足りない気分だった。しかしクオリティの高さは折り紙付きなので、このシリーズ続けて行って欲しいものです。2014/09/05

田中

31
実話怪談が百編収められている。十六話は切なく悲しい話。その日は急死した母親が保育園の門前に立っていた。亡くなった後でも帰りの我が子を迎えにくるのだ。でもその姿を目にするのは一部の園児たちのみで、大人には見えない。二十七話は、自分の妻と娘が同時に三組出現する。錯覚とは言いきれない気持ち悪さを感じた。七十五話は焼き増した写真なのに映り方がそれぞれ違うのだ。そんな奇怪な写真を見てみたいと思った。八十七話は椀が突然に割れる。祝い事が実は凶事だと暗示する不思議な力が働いたようだ。【日本の夏はやっぱり怪談】 2023/07/20

ネムコ

29
一冊に百話の怪談。短さや物足りなさを感じさせないところは流石です! 一度は足を洗った実話怪談の世界に、ふたたび引き戻してくれた黒木あるじさん。しっかり責任を取って頂いてます。楽し~いv2017/11/17

ラルル

25
安定のあるじさん(毎回言ってる気がする)。このシリーズは他の怪談本に比べて少し分厚いのが又嬉しいのです、たっぷり読める。「それでいいの」は短くて綺麗に終わっていてますね、母の愛。他の話も怪談好きにはウハウハのものばかりでした2014/08/25

ミロリ

22
こんな奇妙で不可解な出来事なんかある?良い意味での疑問を抱きながら百話楽しめました。外国人から見る日本の幽霊、髪を操る家系が印象的。自分の死後が視えるというのもなかなかでした。もう本が手元にないのでうろ覚えですが、相手がいないのに話し続けている人、妻が鳥に見える人が数分間バサバサしている人が面白かったです。2015/01/04

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