ＭＦ文庫Ｊ しゅらばら！〈１０〉

岸 杯也【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 257p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040663135
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

天弓院家をめぐる真愛の騒動も決着し、一大は早少女、真愛、鷹奈の３人のうちの誰を選ぶかで大いに悩む。そんな彼のもとに、早少女の妹・鈴音がやってきて――

内容説明

「ニセ恋人３人の彼氏を演じ続ける」という厄介な悩みを抱える、『彼女いない歴＝年齢』の高校生・八木本一大。天弓院家の後継者問題が解決した矢先、帰宅した一大を待っていたのは、早少女の妹・鈴音だった。不器用な想いをぶつけてくる鈴音を前にしても、一大の頭からは早少女・真愛、鷹奈のことが離れない。だが、ひとりの少女の真摯な姿勢を受けた一大は、改めて自分の“気持ち”と向き合うことの大切さに気付く。計算や打算ではない気持ちを整理していく中で、彼は３人にある提案をする。自分を「好きだ」と言ってくれた、大切な三人との関係に決着をつけるために―！ちょっぴり「修羅場」なドタバタ系ラブコメディ、完全無欠クライマックス第１０弾！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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65点。完結。ここに至るまで本当の修羅場はあまり無かったですけど、最終的には収まるべきところに収まった感じに終わって良かったと思います。うやむやな感じに終わるのではなく、キチンとヒロインの1人を選んで終わったので、後味はすっきりしています。結局大きな起伏はありませんでしたが、それがこの作品の魅力だと思います。

2014/02/23

[いーたん]

完結。個人的に落ち着いて欲しいところに落ち着いたので満足です。もし、俺が一大の立場だったら真愛のヒモを希望したいところだけど。（はっきり言って最低ですね。まぁ社会というか会社に疲れてるんです）←苦笑 本編は完結しましたが、短編集が出るので楽しみに待ちたいと思います。

2014/02/24

[リプトン]

最終的に誰を選ぶのかドキドキしつつ読み進めていきましたが納得の終わり方でした。波乱の展開にはならず思ってたより落ち着いた感じでしたが最終巻ですし順当にヒロイン1人を選んで結末を迎えられたと思います。個人的にはもう少し後日譚がほしかったですがそこは今度短篇集も出るみたいなので楽しみです。登場人物達それぞれが最初に比べて成長していることが実感できたのもよかったです。一大と結ばれたヒロインも他の2人のヒロインも幸せになってほしいものです。短篇集や次回作も楽しみです。

2014/02/27

[２匹のニャンコ世話担当]

終結しました。3人それぞれでひとまず「デート」の後に一大は決断したのですが、妙に身構えたり意識したりしないところに落ち着いたわけです。とはいえ、距離をとるのでもなく、今後はこの4人はいい友人としてつながりは保たれるのでしょう。3人ともいい経験をして、真愛がかなり成長を見せたし、早少女も途が開けた感があるし、鷹奈は一皮剥けたと思う。短編が楽しみです。

2014/02/26

[マッキー]

終わり方はとても良かったと思います。早乙女押しでしたので満足していますし、やっと主人公が決断してくれてほっとしました。正直、８巻あたりからの進行は説明過剰というかひっぱり過ぎだと思いますが、３×１の関係がブレなかったのはよかったと思いますし、全体としてはとても大好きなシリーズでした。

2014/03/01