MF文庫J<br> クレイとフィンと願いの手紙

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MF文庫J
クレイとフィンと願いの手紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040662190
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

願いは言葉になり、言葉は世界を繋ぐ。特別な郵便屋は、そんな願いを届ける。この世界の、どこにでも。

内容説明

滅びかけた世界から、かろうじて救われた幾多のかけらたち。それらがひとつになって、新たな地球が生まれた。世界を結び合わせたのは、人の心と心に生まれる絆。人のつながりこそが、世界を縫う糸。世界がほころびかけた時、彼らは世界の外からやってくる。口の悪い金髪の美少年フィンと、目つきの悪い黒髪の青年クレイ。彼らの仕事は“郵便屋”。二人が運ぶのは「届かぬはず」「失われるはず」「伝わらぬはず」の手紙。大洋に沈む運命の豪華客船へ、革命前夜の雪の都へ、いまだ神話が生きるジャングルへ、さまざまな場所に、願いのこもったメッセージを届け、明日を見つけだすために手を貸す。けれど、時には彼ら自身が、希望を見つけることもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

16
【★★★★☆】滅びかけた世界を幾つもの欠片で結び合わせたつぎはぎの世界。そんな世界で大切な人に届かなかった想いを手紙に託して届ける二人組――〈郵便屋〉クレイとフィンが繰り広げる絆と希望の物語第2弾。 だいたい前回と同じようなノリで進む連作短編ですが、今回はクレイたちの過去や因縁に踏み込んだ場面もあり、これからの彼ら自身をめぐる展開も気になるところ。 個人的には第二話のシスコン天才少女のブッ飛び具合とか、第四話のいろいろ暴走しまくるクレイがさいこーでしたww2014/04/29

シュエパイ

14
つぎはぎだらけの世界でお届けし続ける郵便屋さん、またでたー♪やし酒呑みの女神さまの酔っ払いが、後悔が、そして溢れるお酒の涙の物語が、一番好きなのですー♪「これは永遠、なの?」と問いかける女神さまが哀しくて、愛おしく感じたのです。そうですね、それはきっと―――。 最後の楽器弾きの子と、希望との邂逅は、やっぱり素敵なエンディングでした。続き、続きも待ってるのですよーーー!2014/03/16

サキイカスルメ

11
好きだなー。ツギハギな世界を繋ぐために、届かなかった手紙を届ける郵便屋クレイとフィンのお話2巻。短編5話構成でした。うん、やっぱり読みやすい。メインが男二人で、それぞれのお話で女の子が出てくるのは変わらず(笑)今回は希望の話が好きだったかな。シスコンの話もコメディとして面白かったです。何でもありな世界観は、色々な話がでてきてよいですね。クレイの方が主人公寄りで、フィンの出番は少な目だったように思います。二人の過去は小出しにわかってきましたね。最後の繋がりの爽快感が薄かったのが残念。続きが楽しみです。2014/02/26

じょん

10
全巻に続き話の雰囲気はとても好みなので続刊が出るなら買います。今回はクレイの事について、いろいろ触れていたので全巻より印象強いストーリーでした。が、個人的には豪華客船が沈没する系が好きなので、最後が、一番面白かったです。2014/02/28

まりも

10
今回も良かった。コメディ要素があったりシリアスさがあったりとそれぞれ特徴的な短編5つ。旧いファンタジーっぽい所は変わりませんね。クレイとフィン二人の過去を少し匂わせながら独特な雰囲気で進んでいきましたね。物語としての進行速度はかなりゆっくりですが短編一つ一つが読みやすいので退屈せずに済むのは良いね。MF文庫の作品としてはかなり地味だけど個人的に気に入ってるのでこれからも続いてほしいなぁ。2014/02/26

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