サーティーナイン・クルーズ〈１５〉砂漠の果て

スミス，ローランド【著】〈Ｓｍｉｔｈ，Ｒｏｌａｎｄ〉/小浜 杳【訳】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2013/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 255p／高さ 19cm
• 商品コード 9784040661124
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

内容説明

５００年にわたり、世界最大の富と名誉を誇るケイヒル一族。一族の力のみなもとには、長いあいだ隠されてきた秘密があった。それは、３９の原料を調合して作られる秘薬と、当主だけに受けつがれる謎の指輪だった。２年前、若くしてケイヒル一族の当主となったエイミーと、その弟ダンは、一族の秘密をかたく守ってきた。だがそこに、ケイヒルの秘密を狙う組織“ヴェスパー一族”が現れた。ヴェスパーはケイヒルの仲間を人質にとり、エイミーとダンに、歴史的な遺物を盗みだすよう要求する。仲間の命を守るために、ふたりは窃盗を重ね、とうとう国際警察の指名手配犯となってしまった。それでも、ヴェスパーの要求はますますエスカレートしていく。次に“世界最大のダイヤモンド”を盗みだすよう指示されたふたりは、新たな仲間ジェイク、アティカスとともに、ドイツへ向かう。ところがそこに、思いもよらない罠が待ちうけていて…！

著者等紹介

スミス，ローランド［スミス，ローランド］ ［Ｓｍｉｔｈ，Ｒｏｌａｎｄ］
アメリカ・オレゴン州ポートランド生まれ。幼い頃から作家を目指し、５歳のとき両親にもらったタイプライターで、小説の執筆を始める。ポートランド州立大学英語学部卒業後、地元の子ども動物園に就職し、その後約２０年、動物に関わる仕事で世界中をまわる。その間も作品を発表しつづけ，著述業が軌道に乗ったのを機に、動物園を辞職し、執筆に専念するようになった。現在は、オレゴン州ポートランド近郊の農場で、夫人と二人暮らし

小浜杳［コハマハルカ］
１９７３年横浜市生まれ。東京大学英語英米文学科卒。書籍の翻訳以外に、映画字幕翻訳も手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[雫石]

相変わらずヴェスパーの指示に従わざるを得ない状況下にあるエイミーとダン。その指示は段々エスカレートしていき、最早読者である私は完全に置いてけぼり状態に（謎解きとか完全に放置）。ヴェスパーの謎、という点においては大きな進展はないかな……人質組がかなり大胆に行動しているけれど、その関係から最早誰が死んでもおかしくない状況で恐い。その他の仲間達もご丁寧な事に怪しい行動が多くて、誰が裏切り者なのか全然分からない……。誰が裏切り者かっていうのがエイミーの恋愛にも影響しそうなイメージ。まだ結構先は長いのかな……。

2014/02/23

[ギマ]

「皆殺しの田中」のような展開は読んでいてつらいや。章題もネガテイブで思わせぶり、どきどきしてしょうがない。それぞれどうなっちゃうのか、あれもこれも疑心暗鬼はいやだねえ。

2017/08/14

[錫]

舞台はアフリカ。人質をとりまく環境が悪化していく。本当の裏切り者は誰なのか。ジェイクが素敵になってきた。

2017/05/19

[JUNSEI]

人質が大丈夫なのか心配

2014/08/28

[たつのおとしご]

この本は良い！アメリカの児童書なんですけど、このレベルが児童書であっていい訳がない！児童書なら大体がハッピーエンドで終わりますが、この本がハッピーエンドで終わったのは１０巻ぐらいかなぁ。あなただったらどうします？人の命と世界を従えることができるぐらいの力。どっちを取ります？