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出版社内容情報
この本を読むだけで絵が上手に!? マンガ背景画が上達する術がココに!刑務所で受刑者にマンガ背景画を教えている漫画家さんの、実録ノンフィクションまんが。なぜ刑務所で教えることになったのか? そして、絵が上手くなりたい方は必見です。
苑場凌&JKS12[ソノバリョウ アンド ジェイケイエストゥエルブ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
40
平成27年11月、一冊の漫画が書店、コンビニに並んだ。内田康夫の原作をコミカライズする企画の「浅見光彦シリーズ」の新刊、その二本収録のうち一本は、物語の舞台となっ た美祢市で漫画家である作者による作画指導を受けたPFI社会復帰促進センター生・・・つまり「受刑者」による背景画を描かれた作品だった。何故この特殊な業態が産まれたのか、これが成り立った舞台裏には何があったのか、その意図や目的も含めて作者自身がコミカライズする実話。思わぬ背景作画のノウハウも入ったなかなかに興味深い内容だった(以下コメ欄に余談)。2018/12/13
akihiko810/アカウント移行中
10
古本コミック。刑務作業で漫画の背景を教える著者。この本の背景も実際に刑務作業で、受刑者たちがやっているという。印象度B+ 「マンガの背景」というアシスタント業務が、出所後にどれだけ役に立つのかわからないが、面白い試みだと思う。著者も赤字を出しながらこの試みをやっているそうなので(ここの掘り下げがあまりなかったのが残念)、こういう善行は続けてほしいと思った2020/03/25
kenitirokikuti
8
苑場凌(そのば・しゅん)氏、90年代前半の少年マガジンでデビュー。この筆名、どう見ても「そのばしのぎ」をもじった名前だが、工業高校出身でヤンチャしてたそうな(金ボタンの学ランにリーゼント頭とか)。いろいろあって、内田康夫作品のコミカライズなどをやってるポジション。山口県出身で、いかにも長州っぽい人脈やらなんやらでこういう仕事に発展したりなどしたようだ▲とある長州藩士が会津白虎隊の生き残りを密かに長州に連れ帰っていた…という町史レベルしか残ってない逸話をコミカライズしている。美談感覚あるのがいかにも長州…2019/04/14
paluko
7
受刑者が「センター生」と呼ばれる、PFI(Private Finance Initiative)刑務所、別名「民活刑務所」というものの存在をこのコミックで初めて知った。2018年刊行だが、卒業?後の彼らはいまどうしているのだろうか…。2024/03/11
夏以降
7
生きている漫画、と揶揄したくなる作品。漫画は決して過去のものではなく、今現在も呼吸をしているものだと改めて認知させられた。この本を世に出してくれた人に、感謝。2019/02/17