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出版社内容情報
学園島タルタロス――ごくまれに異能を持つ者が産まれるようになった現代において、政府がそういった特殊な能力を持つ者たちを管理・教育するために、いくつもの異能学園をまとめて作り上げた巨大な教育施設である。そこに新任教師として赴任した神永カムイは、異能学生の集まる今の学園がいかに荒れているかを目の当たりにする。ただでさえ異能に対応できる教師が少ない上に、異能によるイジメや喧嘩、果ては異能を狙う外部の悪党たち――荒れ狂う学園を、かつて自らも異能学生として“異能バトル”に明け暮れていたカムイが、学園の問題と真っ向からぶつかり、豪快に力業で解決していくことに――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
22
★★☆ 当初は購入を見送るつもりだったものの、表紙のヒロインがかなり刺さったのでやはり購入を決めた今作。様々な異能を扱う学生を集めた学園島・タルタロスを舞台として、学園の問題児達を実力行使で躾ていく教師を主人公に据えるという設定はかなり良かったと思うが、正直今作はその設定を持て余しているように感じられた。そこまで学園要素を感じられなかったり、学園の問題児達を教育するというテーマの割には名前が付いている学生の登場人物が二人しか登場しないなどもう少し学園要素を活用出来なかったのかな。それに加えて展開が急→2020/05/11
ツバサ
16
学園異能バトルを読むのが久しぶりでしたが楽しめました。自らの力や使い方に悩むヒロイン達が様々なイベントを通して、無自覚に鬼畜で強い主人公に惹かれていくのが描かれていた。各キャラの心情が上手く出ていて良かったです。続きが楽しみな作品です。2020/04/26
真白優樹
12
ごくまれに異能を持つ者が生まれるようになった世界で、巨大な学園に新任教師として赴任した、かつて異能バトルに明け暮れていた青年が問題を力技で解決していく物語。―――豪快に真っ直ぐ真正面、それが教師の本懐なれば。 愉快痛快、真正面から生徒に向き合い豪快にぶつかり体当たりで解決する。そんな古典的なれど確かに裏打ちされた面白さと熱さがある物語であり、まるでごくせんのように体当たりなその対応が痛快であり爽快な物語である。始まった学園生活、果たして新たにやってくる問題児とは。 次巻も早く読みたいものである。2020/04/30
げんごろう
11
異能力者が集まる学園が舞台の本作。 正義感の強い脳筋主人公が、問題生徒達を力業で教育していく様子は実に痛快。 少年漫画の様なノリと雰囲気で大変サクサク読める一冊でした。 今巻は序章という印象でしたので、これからの展開に期待の作品ですね! 校長のデレにも期待です笑2020/05/02
nawade
11
★★★★☆ 異能学園の新任教師として赴任したものの、他の教員は0!?イジメ、喧嘩、学園の生徒を狙う外部からの侵入者に対し、異能:瞬間記憶で挑む神永カムイの愛情あふれる拳骨教育を描いた物語。 これは痛快!鬼畜先生と謳っているが主人公は豪快かつ真っ直ぐな人物だ。この主人公をはじめとした型破りのキャラが多いが、それぞれが独自のルールで動いており、それを考慮して眺めると決して無軌道な行動でない点もポイントが高い。 特に自分が妻になることが前提で会話を進める雪姫とのブレない会話が楽しかった。2020/04/25