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出版社内容情報
第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作
内容説明
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。「君、私の助手になってよ」―始まりは四年前、地上一万メートルの空の上。ハイジャックされた飛行機の中で、俺は天使のような探偵・シエスタの助手に選ばれた。それから―「いい?助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」俺たちは三年にもわたる目も眩むような冒険劇を繰り広げ―そして、死に別れた。一人生き残った俺は、日常という名のぬるま湯に浸っている。…それでいいのかって?いいさ、誰に迷惑をかけるわけでもない。だってそうだろ?探偵はもう、死んでいる。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞“最優秀賞”受賞作。
著者等紹介
二語十[ニゴジュウ]
第15回MF文庫Jライトノベル新人賞にて最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
129
TVアニメを観た機会に、原作小説を読んでみた。ミステリ風な枠組みであるが、その実はアクションあり、異能バトルありのごった煮エンターテイメント。面白ければ何でもありな、ライトノベルならではの楽しさに満ちている。テンポよく事件が起こるし奔放に展開。女性キャラが次々と登場するのも、ラノベならではの魅力。その中でもタイトルどおり、すでに死んでいるはずのヒロイン・シエスタに存在感があり、彼女の活躍が印象に残る。一冊まとめて読むとシチュエーションが豊富で驚きが多いので、得した気がした。追ってシリーズを読んでいきたい。2021/07/18
芳樹
77
探偵が死んでしまった後から始まるミステリであり、冒険活劇であり、ファンタジーであり、ちょっぴりラブコメ。様々な要素が贅沢に盛り込まれたエンターテインメント作品で、評判に違わぬ面白さでした。楽しさの一方で登場人物たちはみな心に欠けたところがあるという少し重めの面も魅力的。そんな彼らが寄り添って補い合い、喪失を抱え停滞していた者は再起し、自分を持たないものは己を見出す、という展開がとても良かった。探偵の死の真相とともに登場人物たちがこれからどう活躍していくのかが気になりますね。今後の展開が大いに楽しみです。2021/03/10
みやしん
67
メインヒロインが既に死亡しているという異質な物語。主人公はその助手であり、新たな相棒と共に行く先々でトラブルに巻き込まれる。故に探偵要素が薄れていった事と、強ヒロインに対し悪役が小物だったのが惜しいが、敵組織の不気味な巨大さとこれからどう戦っていくのか。いずれもキレているその他登場人物の顔見せ要素が強いが今後「とりあえず女キャラ出しとけ」にならないよう願う。バトル描写が雑なものの、ヒロインの二重人格風設定の面白さと作中会話の軽妙さで、これがデビュー作とは畏れ入る。これから楽しみ。2019/12/02
Myoshiki@Infy
65
アニメを観て面白かったので購入。 シエスタ可愛い♪2021/07/26
猿吉君
59
いろんな要素がごった煮になったスーパーアクションハーレムラブコメ探偵の助手ライトノベルズ、ええ、ごちゃごちゃしてましたがこれが意外と面白かったです。①人造人間が出てくる辺りからあ!、これは推理小説じゃないんだとわかりました(笑)が、逆に面白くなってきました。③ちょっと「エンジェル・ハート」パクッテます。④この手の小説によくあるんですがイマイチ主人公がモテる理由がわかりません、顔?。点数80/100→面白ければ何でもありと開き直っているところに好感が持てました、続編読んでみます。2023/08/04