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出版社内容情報
恋愛至上主義のリア充生徒会どもを蹴散らす系ラブコメ!
内容説明
入学直後に生徒会が提唱、導入した恋愛ポイントプログラム。それは校内での正しい恋愛を推奨し、恋人同士でイチャつくことにより、様々な恩恵が得られるポイントが付与されるという正に夢のような校則だった。生徒たちは率先して校内でイチャつき清く正しい交際が学校中に広が「何が恋愛だこの野郎!寝言は寝て言いやがれ!」告白、十一連敗中の築島玲司は校内を牛耳っている勝ち組の生徒会に反旗を翻すため、校内の負け組たちを集めて反乱分子として立ち上がる!…だが「あれ、なんかこの生活、普通に満足度高くない…?」これは築島玲司と訳あって負け組となった一癖ある美少女たちが織りなす革命の物語である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げいるさん(煩悩)
9
ぽwいwこwいw 読了1h 友達に稀代の神作()と言われ読了。 一貫してかなりカオスな印象。正直イベントは盛り上がりに欠けていました。ただただカオス。こんなタイトルをしながら誰ともラブコメ展開らしいことはしていないという… 最後の展開はかなり胸糞。胸糞というか、主人公の言っていることがあまりにも二転三転しすぎていて全く移入できないし、移入できたとしても(そうはならんやろ)となりました。 最後の告白的なのも正直微妙。それまででヒロインズとのジャレがなかったので感動も何もなかった。以上です。 2021/01/28
真白優樹
8
構内での恋愛によるいちゃつきで様々な恩恵が得られる学園で、告白で連敗を続ける少年が曲者揃いの少女達と共に反逆を始める物語。―――不器用でも格好悪くても、貫きたい青春があるから。 押し付けられた計算塗れの幸福ではなく、自分の意思で見つける幸せを。一種の混沌と化した大騒動の中で、少年が少しずつ成長しながら自分の大切を見つけ出していく物語であり、何処にもないここにしかない青春が読みたい読者様にはお勧めしたい物語である。破壊できずとも一矢報いた彼等は今度はどんな反逆をするのか。 次巻も須らく期待である。2019/10/27
椎名
6
二股をかけたときの違反ポイントをそう使うか、というところは面白かったが、いまいち全体的にぼんやりしてしまっている印象。キャラクターそれぞれ濃すぎるくらいの味付けなので、しっかり立っているのだがそれだけにもっと掘り下げが欲しくなり勿体なかった。しかしこの作者、案外ガガガよりMF向きなのかもなあと。涼莉さんが好きです。2019/10/30
加賀ますず
6
恋愛ポイントという、彼氏彼女持ちであればあるほど得をするというシステムの元、システムからあぶれてしまった負け犬達が、一世一代の革命を狙う…!というあらすじ。恋愛ポイント制という意外とありそうであまりない癖のある制度をテーマに、11回連続告白失敗中という主人公が四苦八苦する。「正しい恋愛」を青春の1ページに無理やり押し付けられた少年少女が、周囲の価値観に流されずに自分の物差しで大切な物を探していくという、真っ当なはずなのに数名のクレイジーなキャラのせいでどうしてもコメディに見えてしまう不思議な読み味の物語。2019/10/27
かっぱ
5
恋人同士で仲良くすることでポイントを得られる学園で、告白11連敗の負け組まっしぐらの少年が同じ負け組同士の徒党を組んで、本当の恋がなんであるかを知っていくラブコメディ。こう書くと如何にもカッチリしたお話が想像できるけれど、負け組たちの飛び抜けた残念っぷりが物語を軽くポップに転がしていく。恋人なんていなくても何気ない日常にみんながいればそれもまた青春だ。恋愛ポイントプログラムが登場人物をどう導いていくのか知りたい。ただ、キャラクターが数も性質も豊富なだけにもう少し個々人の掘り下げが欲しかったかも2019/10/31