出版社内容情報
元ハンセン病患者の山内きみ江さんの生い立ちから現在までを、報道カメラマンである著者がその姿を追って描くノンフィクション。
内容説明
本書の主人公である山内きみ江さんは、一九三四年生まれ。顔に神経麻痺がありますが、そのためかえってしわが目立ちません。体も小さいから“かわいいおばあちゃん”に見えますが、じつは“やる気十分の勝ち気なばあさん”です。かつてハンセン病患者が受けた「差別」と「偏見」、そして「いじめ」。元患者である「きみ江」さんは、かけがえのない時間を生きる…。小学校高学年から。
目次
第1章 生い立ち
第2章 国立療養所多磨全生園
第3章 高度経済成長
第4章 今が青春
著者等紹介
片野田斉[カタノダヒトシ]
1960年生まれ、東京都東村山市出身。明治学院大学卒。NHK映像取材部助手を経て報道写真家・山本皓一氏に指事。主に週刊誌でスポーツ、政治、芸能、ニュース現場を経験。ニューヨークに拠点を置く世界的写真通信社「Polaris Images」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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