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  • サイズ 46判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784036431809
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

お母さんが亡くなって、弟の圭と4年ぶりにいっしょに暮らすことになった鈴。たがいを思いながら、手探りでつくる新しい家族の日々。中学入学前の春、4年前に両親が別れて、父親と2人暮らしの鈴のもとに、母親が倒れたという知らせがとどく。母はそのまま亡くなってしまい、母親のもとにいた弟の圭が、鈴たちといっしょに暮らすことになった。
たがいに離れていた時間のこと、それぞれがもつ母親との思い出。さまざまな思いをかかえて揺れ動く子どもたちの感情をこまやかにとらえ、たがいを思いやりながら、手探りでつくる新しい家族の日々をていねいに描いた感動作。

岩瀬成子[イワセジョウコ]
著・文・その他

内容説明

子ども時代を生きるのはそんなにかんたんなことじゃない。お父さんと鈴の二人暮らしのマンションに、四年ぶりに一緒に暮らすことになった弟の圭がやってくる。たがいを思いながら、手探りでつくる新しい家族の日々。中学生以上。

著者等紹介

岩瀬成子[イワセジョウコ]
1950年山口県に生まれる。1977年のデビュー作『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の二作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞とJBBY賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

62
両親が離婚して4年。母親が急死して、父親と鈴の暮らすマンションに弟の圭が来た。ずっと会っていない母が死んでも鈴は泣けない。死の実感も湧かない。一方、圭は知らない町に突然連れてこられて、どんなふうに感じているのかと鈴は思う。家族それぞれが遠慮からか、ぎこちなく、言葉も上手く伝えられない。それでも4人で暮らした思い出があり、3人で暮らしてゆく未来がある。ささやかに過ぎる日常を通して、家族の痛みと優しさを感じる物語だった。 2018/08/05

しゃが

60
さびしさのなかに希望を見いだし、また新しい家族への地図が描き出せそうなホッとした作品。中1の鈴は分かれた母と小3の弟圭がいたが、母が急死し一緒に暮らすようになったが、親子、姉弟であっても気遣いながらも抱える思いを伝えられなかった。揺れ動く姉と弟のそれぞれの葛藤のシーンが秀逸。圭は地図のなかに亡くなった以前の母を見つけようとしていた。が、父も祖母も母の友人も同じだった。離れていた時や一緒に暮らしていた時の記憶が、母への思いがともに分かり合えた時、地図のピースが埋められていく緩やかな速度にも考えさせられた。2019/02/10

野のこ

60
父と姉、母と弟と離ればなれになった環境から母が亡くなり圭くんが戻ってきた。子どもの4年間は大きい。環境の変化、3人の暮らし。複雑なこども心。葛藤。鈴も父も圭のことを想ってる。みんな悪くないんだけど、気持ちがバラバラでこの家族どうなるんだろうと心がしくしくした。居場所を求めて自転車に乗って地図の印をうめる圭。鈴のお母さんでもあるのに圭に遠慮してるのも切なかった。それに母が家を出て行った理由は分からずじまい。でも最後の姉弟の会話はしみじみと良かったです。空や川の描写が印象に残りました。2018/08/02

☆よいこ

50
吹井鈴(ふきいすず)が小3だった時両親が離婚して、父とふたりで暮らし始めた。母と弟とは4年も会わず、中学生になった鈴、ある日母が急死してしまった。残された弟と一緒に暮らすことになる。「これからは三人で力をあわせて暮らそうな」と父はいったけれど、どうすればそうできるのか分からないまま時間が過ぎていく。母を思い、弟を思う鈴のやるせない気持ちを描いた物語。▽両親の離婚で喪失感をもった少女の、揺れ動く心境がこまかく書かれているが、特に大きな事件とかは無い。なんか地味。でも父も周りの人もいい人たちばかりだった。2018/09/27

千穂

39
両親が離婚し父と姉、母と弟が別々に暮らしていたが、母の急死により弟が4年ぶりに一緒に暮らすことになる。何となくぎこちない3人。子どもたちの4年は長いものね。なかなか自分の居場所を見つけれない弟だけど、それでも静かに家族の営みが進んでいく。お料理の場面も何度も登場したが、私の作らない物が多かったな。今朝のお弁当の卵焼きはお父さんが作ったように庭に育てたパセリを入れてみた。深い意味はないが。2018/10/06

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