内容説明
「関東大震災」「昭和三陸大津波」全112ページ詳細解説つき。
目次
関東大震災―大正12年10月28日発行特別号 大震災全記最も整つた記録と画報
昭和三陸大津波―昭和8年3月17日発行臨時増刊 三陸震災画報
全112ページ詳細解説(関東大震災;昭和三陸津波)
特別寄稿「震災PTSDが塗り替えた昭和史」(養老孟司)
特別リポート 関東大震災を予測した地震学者・今村明恒の悲運
関東大震災・昭和三陸地震・東日本大震災被害データ、奥付
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
書痴楽
2
関東大震災・昭和三陸大津波時の記録・画報の復刻版。大津波時の臨時増刊に掲載されている写真は、東日本大震災の時のそれとほとんど変わりない。関東大震災時の特別号は、新聞社本社がある東京で発生した災害のため、記録と写真がかなり豊富。殊に、アメリカ軍が横浜と東京(高松宮邸)に拠点を置いて救援活動に従事していたことや、軍・北京大学を中心とする中華民国赤十字救護班も来日して救護活動に従事していたことは驚くべき事実であり、この当時から他国への災害援助が活発に行われてきたことが分かる。2013/11/30
doremi
1
関東大震災と昭和三陸大津波のときのアサヒグラフの復刻本です。悲惨な話が山盛りでした。一例として、火災が迫るなか、弟の足に載った梁をノコギリで切る兄。延焼に間に合わないので、弟は足を切るように頼みます。で、泣く泣く足を切るのですが、気づくと弟は失血死。昭和三陸大津波は、衝撃でした。東日本大震災と同じ光景でした。今までの知見はどうなったのでしょう。というか、人類の限界なのでしょうか。 2011年 C0095 ¥1800. 20112011/12/31