朝日新書<br> インテリジェンス都市・江戸―江戸幕府の政治と情報システム

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朝日新書
インテリジェンス都市・江戸―江戸幕府の政治と情報システム

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951694
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

出版社内容情報

インテリジェンスを制する者が国を治める。徳川260年の泰平も崩壊も極秘情報をめぐる暗闘の成れの果て。将軍直属の密偵・御庭番、天皇を見張る横目、実は経済スパイだった同心──近世政治史の泰斗が貴重な「隠密報告書」から幕府情報戦略の実相を解き明かす。

内容説明

江戸幕府は全国各地へ派遣した「密偵」を通じて天皇・朝廷や大名家(藩)、旗本・御家人の情報、民意の動向を内密に収集した。「鎖国」といいながら朝鮮・琉球との国交、中国・オランダとの貿易、蝦夷地での交易など内外の情報も独占的に入手した。その収集、伝達、分析プロセスは?謎とされてきた隠密活動の全体像がついに明らかになる!

目次

序章 幕藩体制の核心はインテリジェンスだった!―情報と江戸時代の政治・交通
第1章 将軍直属の「スパイ」がいた!―御庭番の情報収集と幕府政治
第2章 大名と幕臣を監察する将軍の「目」―小人目付の情報収集と幕政
第3章 「探検家」の真の任務とは?―勘定所普請役の情報収集
第4章 犯罪捜査と経済調査のエキスパート―町奉行所隠密廻り同心の情報収集
第5章 異国船とアヘン戦争、鎖国下の情報戦―オランダ風説書と対外政策
第6章 「敗戦」という不都合な事実の拡散―文化露寇事件の情報と政治
終章 インテリジェンスの大失策が幕府の命取りに!―天皇・朝廷情報の収集

著者等紹介

藤田覚[フジタサトル]
1946年、長野県生まれ。千葉大学文理学部卒、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻は日本近世史・近世政治史。東京大学史料編纂所教授、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授を経て、東京大学名誉教授。著書に『近世後期政治史と対外関係』(東京大学出版会、角川源義賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

109
幕府の隠密が各藩の内情を探る設定のマンガやドラマは荒唐無稽な創作と思っていたが、かなり事実に近かったようだ。御庭番や隠密廻り同心などの情報組織を有し、朝廷や大名のみならず民意まで収集していたからこそ、徳川の支配体制は長続きしたのがわかる。幕臣も身辺調査で問題ありとされると役に就けなかったのだから厳しい。また異国船打払令が薪水給与令に切り替わったのも、オランダ情報で英国海軍を刺戟しないよう水野忠邦の独断で決められたという。幕末に朝廷情報の収集に失敗して討幕を招いた経緯は、情報と政治の関係を考えさせられる。2022/06/26

ゆぅ

5
江戸時代、幕府の情報収集についてまとめた本。御庭番の他にも組織図を示して、どの役職がどんな場所でどんな情報を収集するか解説。わかりやすかった。長崎や蝦夷の話も多かったです。2022/09/21

takao

2
隠密で情報集約2022/08/24

Riko

2
図書館で借りた2022/06/29

Masayuki Shimura

1
【江戸時代、江戸は全国の、また外国の情報も集中する「インテリジェンス都市」だった】(文中より引用)・・・・・いわゆる鎖国下の中、日本がどうやって海外の情報を入手していたかが非常に興味深かったです。また、八代将軍である徳川吉宗の時代に情報網や役職が広く整理されたことから、吉宗に対する見方も重層化されたように感じます。2023/01/19

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