朝日新書<br> 地形で読み解く「真田三代」最強の秘密

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朝日新書
地形で読み解く「真田三代」最強の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736390
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

【歴史地理/日本歴史】なぜ、わずか5万石にすぎない信州・上田の武将が徳川に2度も勝てたのか? なぜ、幸村は、夏の陣で家康の首をとる寸前まで追いつめることができたのか? その要因を地形や陣系図からスパッと読み解く! 来年の大河ドラマ「真田丸」コーナーへ。

内容説明

徳川の大軍を二度にわたって撃退し、大坂夏の陣では家康を追い詰め、「日本一の兵」と謳われた真田。その強さの秘密は「地形を読む力」にあった―三方を川に挟まれ、「三国無双」と讃えられた大坂城。だが、唯一の弱点ともいわれるのが、台地の広がる南面。弱点を補うため、幸村(信繁)が築いたのが真田丸だった。そして、その原型といえるのが、真田の居城・上田城だ―

目次

第1章 なぜ、真田丸はあの場所に築かれたのか
第2章 真田家勃興の祖・幸隆と上田盆地の特性
第3章 長篠合戦の大敗から昌幸は何を学んだのか
第4章 新府城の築城と勝頼滅亡
第5章 七倍の徳川勢撃退を可能にした上田城
第6章 第二次上田合戦―上方と会津を結ぶ拠点をかけた攻防

著者等紹介

橋場日月[ハシバアキラ]
1962年大阪府生まれ。関西大学卒業。豊富な史料から新しい歴史の切り口に挑む歴史研究家、歴史作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

56
大河ドラマでも取り上げられた真田丸のルーツは、真田家が仕えた武田の築城術。それは地形に起因することが理解できた。戦国の築城は、まさに実戦を想定したもので、天然の河川やその結果できた段丘を利用して敵の攻撃を防ぎ、丸馬出しで攻撃の起点を創るものなのだ。真田の本拠が、武田、上杉、北条、織田、徳川などの戦術的要衝にあったことが不幸でもあり、名を後世に残すことにつながったのだろう。そして、関ヶ原に秀忠が遅れた理由の一端が理解できたような気がする。2023/09/23

jima

24
真田三代の歴史。真田丸や上田城の地図などが楽しい。2016/05/04

かいと

20
題名のとおり地形で読み解く真田の最強の秘密が書いてある本。少し難しくて分からない所もたくさんあったのでまた読もうと思います。2016/04/21

ようはん

19
大坂の陣の真田丸のルーツは祖父の幸隆、父の昌幸らが武田流築城術で築き上げた上田城や新府城の流れにあり。新府城は色んなボタンのかけ違いがあれば織田・徳川勢を苦しめた展開があり得なくはなかったかも。2022/10/25

maito/まいと

10
タイトルほど地形の話が出てこない。また、真田三代の歴史についてはそれほど目新しい話がない。真田家のことについての概要概説が知りたい方には、わかりやすい内容になっていると思うが、それ以上の黒帯の方には物足りないかも。2016/01/19

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