朝日新書<br> 国家のエゴ

電子版価格
¥760
  • 電書あり

朝日新書
国家のエゴ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736307
  • NDC分類 304
  • Cコード C0230

出版社内容情報

殺さない! 殺されない! 国家に振り回されない!
言論界をリードする「知の怪物」が、戦後70年の今、あらためて戦争を正面から考える!

国家のエゴ  目次 Ⅰ いま、戦争を正面から考える ――私が若い読者に伝えたい、いくつかのこと
・「小文字のことば」で語る ・神学論争の果てに ・猫の世界のルール ・映画『風立ちぬ』への違和感 ・日本は戦前も戦後も「強い国」 ・二つの『帝国主義論』 ・「ホテルニューオータニ」と安保法制 ・誰が戦争することを決めるのか ・特定秘密法は、現代の軍機保護法と国防保安法 ・「お国のために進んで死ね」 ・軽井沢と箱根がリゾート地になった理由 ・田辺元の「懺悔」 ・死者との連帯 ・靖国の英霊 ・国家と賢く付き合う知恵…… Ⅱ 特別ロングインタビュー 聞き手・姜尚中 「新・戦争のできる国」の正体――その先に何があるのか 1.安保法制をめぐる議論 2.抑止力をめぐる議論 3.中東をめぐる議論 4.中国と韓国と沖縄をめぐる議論
現代日本のスウィフト(姜尚中)

内容説明

戦争参加を決めるのは誰か?命じられたら人を殺すのか?今の安保法制は使いものにならない。だからといって、戦争について無知であってはならない。なりふり構わず生き残りを図る国家は、いずれ国民に様々なことを強制し始める。第1部では国家に振り回されないために大切なことを、第2部では姜尚中氏を聞き手に、今、日本が「すべきこと」と「すべきでないこと」を喝破!

目次

1 いま、戦争を正面から考える―私が若い読者に伝えたい、いくつかのこと(「小文字のことば」で語る;神学論争の果てに;猫の世界のルール;映画『風立ちぬ』への違和感;日本は戦前も戦後も「強い国」 ほか)
2 特別ロングインタビュー「新・戦争のできる国」の正体―その先に何があるのか(安保法制をめぐる議論;抑止力をめぐる議論;中東をめぐる議論;中国と韓国と沖縄をめぐる議論)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年埼玉県生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館勤務を経て、本省国際情報局・主任分析官として対ロシア外交で活躍

姜尚中[カンサンジュン]
1950年熊本県熊本市生まれ。在日韓国人二世。国際基督教大学准教授、東京大学教授、聖学院大学教授などを歴任。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

102
佐藤さんの歯に衣を着せない感じの本でどちらかというと放談に近い感じがします。後半はカンサンジュさんとの対談が主になっています。佐藤さんは左からみると保守的な印象で右からみると政権批判があったりでぬえのような感じなのでしょう。私は佐藤さんの在り方としてはご自分の信念に忠実なだけだと思っています。本としては若干物足りない感じです。2018/03/02

羊山羊

17
ちょっとした言葉、表現ぶりから現下に蔓延する状況を深く潜行して読みぬく佐藤氏節が存分に発揮される1冊。本著の中では死と戦争、アイデンティティに対する意義が説かれる。遺体の捜索を行うことが、その亡骸を、遺体から永遠に人の心に刻み込まれる「人」として生まれ変わらせる仕事なる。姜尚中氏の著作を通して導かれる指摘が、最近見た映画「KUBO」シンクロして印象的だった。2020/10/28

ゆうきなかもと

13
これはお得な本だ。佐藤優の「国家論」以来のファンだが、前半は、佐藤優のこれまでに渡る主張が最も簡易にしてわかりやすくまとめられている。「自分の愛する人、親しい人ーーそれは亡くなった人も含めてーーを起点に、人間関係をつなげ、強固にする」 また、後半は佐藤の考える韓国との距離の取り方が、珍しく書かれている。 活字が大きいのには、びっくりしたが、内容は濃い(゜o゜;2015/08/27

Happy Like a Honeybee

12
特定秘密保護法は軍機保護法であり、国防保護法に該当する。宮澤レーン事件の悲劇。ゆうちょ限度額引き上げ、公的年金で株価を引き受けさせる手段。 佐藤優、姜尚中両氏ともマージナルマンであるが故に、惹かれ合うのだろうか?2015/10/16

スプリント

12
全体的に分かりやすく説明しようとするあまり回りくどくなってしまった印象です。後半のロングインタビューは読み応えありました。2015/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9813992
  • ご注意事項