内容説明
太宰治は芥川龍之介の写真をカッコイイと思った。文章だけでなく見た目も真似た。投稿少年だった川端康成、大宅壮一。文豪夏目漱石の機転、菊池寛の才覚。自己演出の極限を目指した三島由紀夫、その壮絶な死の真実とは…。
目次
第1章 投稿という新しいネットワーク
第2章 スキャンダルとメディア
第3章 サラリーマンとフリーランサー
第4章 一発屋の登場と「文藝春秋」の創刊
第5章 文学青年二万人と市場の拡大
第6章 イメージリーダーの交代
第7章 事件を起こす、素材を集める
第8章 センセーショナルな死
第9章 自己演出の極限を目指す
著者等紹介
猪瀬直樹[イノセナオキ]
作家。1946年長野県生まれ。87年「ミカドの肖像」で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。02年道路関係四公団民営化推進委員会委員、07年地方分権改革推進委員となり改革を続けている。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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