震災1年全記録―大津波、原発事故、復興への歩み

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  • サイズ A4判/ページ数 159p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784022509345
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0072

出版社内容情報

【芸術/写真】東日本大震災と福島第一原発事故からまもなく1年。朝日新聞の記者とカメラマンが被災地で追い続けた復興への歩みを克明に記録。震災の悲惨さ、原発事故の恐怖を歴史に刻み込み、復興に向けた課題を浮かび上がらせる一冊。

目次

「平成大津波」の爪痕
被災地の小さな天使たち
復興への歩み(前編)2011年4~8月
朝日新聞が報じた震災1年
復興への歩み(後編)2011年8月~12年1月
亡くなった方々のお名前

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

59
写真がすべてを語っている。悪夢としか言えない凄まじい状況の中で呆然とするしかない。地震、大津波、火災、写真では分からないけれど原発事故の放射能。当時の写真は天変地異のすさまじさに人間はなすすべもないと思われる。でも、1年後ほとんどの瓦礫は撤去され、人々の生活が続いているのがわかる。子どもたちには笑顔さえ見られる。もちろん癒されることのない悲しみは存在するのだろうけれど、1年後の復興に人間の底力を感じる。巻末の亡くなられた方々の実名記録に合掌。2018/03/11

アクビちゃん

54
【イベント:東日本大震災あの日を忘れない参加中・図書館】1枚の写真を見た途端、込み上げてくるものがありました。写真に、こんなにも感情を揺さぶられたのは初めてです。今まで感じなかったのですが、写真って凄いなーと改めて思いました。被災地の定点観測写真、そして長大な浸水域を示す8ページにわたる大鳥瞰図など、ありそうでなかった情報が満載です。海の近い所に住んでいるので、この地域で同じ規模の津波が起きた場合、どの辺りまで津波が押し寄せてくるのか知る事も出来ました。巻末には、亡くなった方1万5000人超のお名前一覧付2018/03/06

ぱぷお

7
震災直後と一年後の写真を並べて掲載。瓦礫は片付けられ、人間の逞しさを感じた。しかし、何もなくなっただけで、復興への道程は遠い。福島原発事故原因に関して、東電は「想定外」を繰り返しているが、「想定外」ではなく想定された範囲での人災であった面が明らかになっている。15メートルの津波は想定外であったと、事故後、東電は発表。しかし実際には事故より3年前の2008年に社内で15メートル以上の津波が発生する可能性が報告され、対応費用が400億円と試算された。費用が莫大であることから、あくまで想定の話と揉み消される。2016/03/13

どあら

5
中学校の図書室で借りて読了。皆に、読んで欲しいな~(・ω・)2015/08/25

すぎねえ

4
直接の被害を受けたわけではないけど、それでもあの大きな災害を目の当たりにするのには相当な時間がかかったなあ、と思いながら見た。震災そのものを撮った写真は、そのあまりの度外れた被害の大きさに現実味なんてさっぱり感じられなくて、よくできた特撮のようなんだけど(いまだにね)、そこから立ち直ろうとする写真、時間の経過を感じる写真を見て初めて、実話なんだよなあ、と思う。やっと。中でもお気に入りは、パンツとTシャツまたは半裸で橋の上からダイブする4人の中学生(2011年の夏)を撮ったもの。こういうタフさって大事だw2015/05/01

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