出版社内容情報
どうしたら「自分の文章」を書けるようになるのか? 生徒たちの熱い気持ちにこたえて、タカハシ先生が画期的な授業をおこなった。「感想文」は5点でかまわない。「自己紹介」は自分を紹介しないほうがずっと面白い。最高の「ラブレター」の書き方とは?「日本国憲法前文」とカフカの『変身』をいっしょに読むと何が見えてくるのか……。生徒たちの実例文も満載。読んでためになる、思わず参加したくなる楽しい文章教室!
内容説明
ベストセラー『一億三千万人のための小説教室』をしのぐ二十一世紀の文章教室の決定版。伝説の名講義、ついに活字化。
目次
「名文」を書けるようになるための準備、それから「卑劣な男は叱りつけてやりなさい」というような素敵な文章を読んだ後は、とりあえず窓の外を眺めてみる、ということ
「自分らしい文章」を書く、ということ、それから、「感想文」は5点でもかまわない、ということ
まず「私」について書いてみること、でも、「私」についていろいろ考えてみることの方が「文章」を書くより、実は、大切なことなのだ、ということ
「私」はこの世にたったひとりだけど、でも、実はたったひとりではない、ともいえる、ということ
最初の課題は「自己紹介」、それから渋谷で、1本の、観客がほとんど入っていない映画を見た後で、「文章」というものについて考えてみる、ということ
「文章」には絶対引用できない特徴というものがあるということ、「人生」の長さと「文章」の長さについて、一度は真剣に考えてみるべきだ、ということ
「文章」というものは、いったいどこで書かれるべきなのか、世界の「外」なのか、世界の「中」なのか、それとも…
「自己紹介」は、自分を紹介するための「文章」なのに、自分を紹介しない方がずっといい、ということについて
「自己紹介」の「文章」にとって、「情報」は少なければ少ないほどいいのかもしれない、それがAV嬢の「履歴書」の場合でも、ということ
「ラヴレター」を書く、その前に、まず、ストリップで性器を前にした時には、社会にかけさせられたサングラスをはずして「見る」必要がある、ということ〔ほか〕
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年生まれ。作家、明治学院大学国際学部教授。1981年『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作、1988年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞受賞、2002年『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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