出版社内容情報
クリスマスイブの夜、イプーの家の屋根に小さなサンタがふってきました。熱を出して寝込んでいるお父さんサンタのかわりに、プレゼントを届けていたのですが、最後のひとつの届け先をさがしているうちに、そりから落ちてしまったのです。泣きながら寝てしまった小さなサンタのために、イプーは一緒に届け先をさがしてあげることにしました。町の子どもたちの協力とイプーの推理で、最後のプレゼントはヒロくんのものだとわかりました。でも、ヒロくんは遠い町に引っ越してしまっていました。「あーあ。ぜんぶ、ちゃんととどけたかったのに。」がっかりするサンタに、イプーが言います。「ぼくがそりになるよ。トナカイよりはやいんだから!」そのころヒロくんは、遠い町で、友だちとも離れ、プレゼントも届かず、しょんぼりしていました。そこに、小さなサンタをのせたそりのイプーがしゅしゅーっと登場です。「メリークリスマス。おくれてごめんね。」かわいいサンタのプレゼントに、ヒロくんのむねはほわほわっとあったかくなりました。そして、仕事をやりとげたまいごの小さなサンタを、そりのイプーはお父さんサンタのもとに、送り届けるのでした。
内容説明
イブの夜、まいごのサンタがふってきた!さいごにのこったクリスマス・プレゼントは、いったいだれのもの?届け先をさがして、イプーとサンタはおおいそがし。