岩波現代文庫<br> 不惑のフェミニズム

個数:
電子版価格
¥1,408
  • 電書あり

岩波現代文庫
不惑のフェミニズム

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 14時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 425p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006002510
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0136

出版社内容情報

売られた喧嘩は買い,連帯は国境や世代を超えて呼びかける――.社会学者・上野千鶴子の発言はさまざまな波紋を呼んできたが,背景にあるのは,自身の率直な思いと,女が女であるがままの解放をめざすフェミニズム思想.1970年代以降,40年の時を刻んだフェミニズムの歩みと

内容説明

売られたケンカは買い、連帯は国境や世代を超えて呼びかける―。上野千鶴子の発言は、折にふれ共感、時に物議をかもしてきたが、背景にあるのは、自身の率直な思いと、女が女であるがままの解放をめざすフェミニズム思想。四〇年間、その最前線を走りつづけてきたフェミニストの、迫力のリアルタイム発言を一挙公開。

目次

序 フェミニズムの40年(フェミニズム;おんなの運動論)
1 燃えるマグマに形を―80年代(性差別をめぐる不毛な応酬;フェミニズム・いろいろ ほか)
2 ジェンダー平等への地殻変動―90年代(女と男の歴史的時差;リブ・ルネッサンス ほか)
3 バックラッシュに抗して―2000年代(ネオリベの下で広がる女女格差;フェミニズムは収穫期 ほか)
4 女性学をつくる、女性学を手渡す(連絡会ニュース発刊のころ;初心にかえろうよ ほか)

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年、富山県生まれ。社会学者。京都大学大学院博士課程修了。平安女学院短期大学、京都精華大学、東京大学で教鞭をとる。現在、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
1988年初出では、新しい運動論として、①ローリング・ストーン型へ、②直接・参加民主主義、③スモール・イズ・ビューティフル、④いま・ここでの解放、⑤異質性、⑥自発性と創意工夫、⑦情報集中を避ける、⑧役割分担の流動化、⑨ハレの場をつくる、⑩苦楽を共にした仲間(17頁~)。 83年初出では、産む・産まないは女の権利として、理由の有無が問題になるのは悪魔のような観念(37頁)。少子化が長期的に問題を引きずってきた原因がここにあると思う。 2014/09/30

秋 眉雄

20
『「こんな社会」に対する女たちの答えはすでに出ている。非婚化と少子化である。』岩波現代文庫の「上野千鶴子の仕事」シリーズの一冊。フェミニズム40年間に渡る最前線からの発言集。上野さんのしてきたこと、その実績の数々には尊敬もしますが、正直いつだって彼女自身に対しては乗り切れないものを感じてしまいます。何故だろう。文章から漂ってくる、滲み出てしまう、425ページ読んでもよく分からない何か。それにしても、景気が悪い景気が悪いと繰り返し書かれている80年代90年代の、今から見るその景気の良さときたら。。2021/10/13

kenitirokikuti

9
文庫オリジナルの時局発言集。上野が雑誌などへ寄稿したもの。手にするのを後回しにしていたが、解題に次に一文を見つけ、やっと上野の姿勢を理解した。〈女性学とは…あとになって「当事者研究」と呼ばれるようになる分野のパイオニアだったのだ。〉当事者(a party)の対義語は「第三者」。そうか、女性学それ自体は上野にとって当事者の立場にあるものに過ぎないのね。おれは理系くずれなので究極の「第三者」である永遠の方を信じちゃう…。別にそれが誤りということではないのだけど、われわれは何かの当事者であることの方が確かだな…2018/04/30

Francis

5
日本の女性学・ジェンダー研究のパイオニア上野千鶴子がフェミニズムについて折々に発表した文章をまとめたもの。彼女の苦闘はまさしく日本の女性の苦難の歩みそのものと言える。どの文章にも彼女の鋭い感性と優れた知性が感じられる。女性のみならず、むしろ男性に読んで欲しい本。フェミニズムは女性のみならず男性にも真の解放をもたらす思想なのだから。2012/07/25

ruka

4
不惑の年となったフェミニズム。上野氏のエッセイとともにその歴史を再確認できる。その時々の思いが表現されているので、非常に興味深い。女性が変わる→男性が変わる→社会が変わる、という概念に非常に納得。2012/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3166453
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。