岩波ジュニア新書<br> 作家たちの17歳

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岩波ジュニア新書
作家たちの17歳

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009510
  • NDC分類 K910
  • Cコード C0291

出版社内容情報

十七歳、誰もまだ「文豪」じゃなかった――太宰治は作家になろうと決意し、宮沢賢治は進路をめぐって父に反発、芥川龍之介は友達と雑誌を作り、谷崎潤一郎は苦学生だった。夏目漱石は下宿で受験勉強し、樋口一葉は父と兄を亡くして一家を背負うことになる。作家たちの十代とその決断を、当時の日記や創作とともに紹介。

内容説明

17歳のころ、太宰治も、宮沢賢治も、芥川龍之介も、谷崎潤一郎も、樋口一葉も、夏目漱石も、まだ「文豪」じゃなかった。将来の夢、はじめての恋、進路の悩み、親との関係、家の経済事情…10代の彼らが向き合った人生の決断を、当時の日記や創作の言葉とともに紹介します。明治・大正時代の学校制度がわかるコラムつき。

目次

第1章 太宰治―「作家になろう、と私はひそかに願望した」
第2章 宮沢賢治―「おれの恋は、いまあの百合の花なのだ」
第3章 芥川龍之介―「己と一緒に大きな世界へ来るがいい」
第4章 谷崎潤一郎―「諸君は何のために学問を修めますか」
第5章 樋口一葉―「誠にわれは女成けるものを」
第6章 夏目漱石―「我々はポテンシャル、エナージーを養うんだ」

著者等紹介

千葉俊二[チバシュンジ]
1947年宮城県に生まれ、のち横浜に育つ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。早稲田大学教育学部教授を経て、早稲田大学名誉教授。谷崎潤一郎の文学を中心に、児童文学や森〓外・寺田寅彦などの日本近代文学を幅広く研究しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まこみや

35
著名な六人の作家たちの17歳の選択がその後の人生においてどのような影響を及ぼしたかを確認したものだ。いずれも親しんだ作家ばかりで既知の事柄も多く、作品解釈・批評として楽しく読めた。しかし今の「17歳」に向かって「他山の石として潜在的才能を磨く」ように説くのはいかがなものか。いささか虚しい気持ちに襲われるのをどうしようもない。既に到着地点が判明している地点に立ってそれ以前に根拠を跡付けているだけで、つまりはレースの結果を知ってからその馬券を買うことを勧めているようなものではないだろうか。2022/06/06

NakaTaka

8
太宰治、宮沢賢治、芥川龍之介、谷崎潤一郎樋口一葉、夏目漱石。天才的な作家たちの17歳の頃。なんと感受性強い人たち。もし私の目の前にいたとしても、私のような凡人とは全く話が噛み合わないだろうなあ。2022/11/24

takakomama

8
太宰治、宮沢賢治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、樋口一葉、夏目漱石。6人の文豪は17歳の頃、どんなふうだったのか。若い頃から凄かったんだと感心しました。自分ではどうしようもないけれど、人生や性格への家庭の事情の影響は大きいと思いました。明治の時代は、学校制度が複雑ですね。2022/09/30

chi0926

6
宮沢賢治がぶっちぎりでやばい。純粋、純朴すぎるゆえの特異さなのか。彼の17歳の頃を知ると、彼の作品の痛々しいまでの純粋さに納得する。現代の思春期世代へのメッセージとしては、文豪達は振り切りすぎているのでは。面白かったけど、少し読みづらい文章だった。2022/08/01

訪問者

5
谷崎潤一郎は芥川龍之介、宮沢賢治、太宰治の3人よりも早く生まれ、彼らが亡き後も長く生きて作品を作り続け、享年79歳で大往生を遂げた。それに比べて樋口一葉の24歳はあまりにも短い生涯である。そして夏目漱石は明治と共に生きた。2023/08/21

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