出版社内容情報
十七歳、誰もまだ「文豪」じゃなかった――太宰治は作家になろうと決意し、宮沢賢治は進路をめぐって父に反発、芥川龍之介は友達と雑誌を作り、谷崎潤一郎は苦学生だった。夏目漱石は下宿で受験勉強し、樋口一葉は父と兄を亡くして一家を背負うことになる。作家たちの十代とその決断を、当時の日記や創作とともに紹介。
内容説明
17歳のころ、太宰治も、宮沢賢治も、芥川龍之介も、谷崎潤一郎も、樋口一葉も、夏目漱石も、まだ「文豪」じゃなかった。将来の夢、はじめての恋、進路の悩み、親との関係、家の経済事情…10代の彼らが向き合った人生の決断を、当時の日記や創作の言葉とともに紹介します。明治・大正時代の学校制度がわかるコラムつき。
目次
第1章 太宰治―「作家になろう、と私はひそかに願望した」
第2章 宮沢賢治―「おれの恋は、いまあの百合の花なのだ」
第3章 芥川龍之介―「己と一緒に大きな世界へ来るがいい」
第4章 谷崎潤一郎―「諸君は何のために学問を修めますか」
第5章 樋口一葉―「誠にわれは女成けるものを」
第6章 夏目漱石―「我々はポテンシャル、エナージーを養うんだ」
著者等紹介
千葉俊二[チバシュンジ]
1947年宮城県に生まれ、のち横浜に育つ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。早稲田大学教育学部教授を経て、早稲田大学名誉教授。谷崎潤一郎の文学を中心に、児童文学や森〓外・寺田寅彦などの日本近代文学を幅広く研究しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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