出版社内容情報
世界で初めて、宇宙空間で大きな帆を広げ、太陽光の力で加速した究極の宇宙機「イカロス」。製作が遅れたらただのオモリ?! 日本の折り紙がヒント? イカロスでやさしい物理の法則がわかる? 高校時代からひたすら宇宙への夢をめざしてきた著者が、その道程と宇宙工学の魅力、日本の技術について熱く語ります。
内容説明
宇宙で大きな帆を広げ、太陽光の力を受けて進む宇宙ヨットに、日本の「イカロス」が世界で初めて成功!折り紙がヒント?イカロスの動きがやさしい物理でわかる?宇宙への夢を抱き続けて実現した著者が、イカロスの誕生エピソードと数々の挑戦、さらに工学・技術の魅力を熱く語ります。
目次
第1章 イカロス、深宇宙へ(イカロスはどんなことをする?;みんなの思い、花開け! ほか)
第2章 イカロス、誕生(イカロス計画が生まれるまで;「あかつき」のためのオモリを ほか)
第3章 世界で初めて!4つのミッションの成功(深宇宙では物理の理論がそのままに;推進剤を節約―運動量保存の法則 ほか)
第4章 宇宙への夢(模擬試験で進路を考えた;ボイジャーとの出会い ほか)
第5章 君も宇宙ヨットで太陽系の旅へ!(工学はおもしろい!;信頼はとりもどせる ほか)
著者等紹介
森治[モリオサム]
1973年愛知県名古屋市生まれ。1999年東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻修士課程修了。博士(工学)。専門は、動力学、制御、宇宙機システム。東京工業大学工学部機械宇宙学科助手、JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究本部宇宙航行システム研究系助手を経て、現在、JAXA宇宙科学研究所助教、月・惑星探査プログラムグループ併任。IKAROSプロジェクトリーダー。これまでに、小惑星探査機「はやぶさ」の運用、M‐Vロケットの打上げなどに携わり、現在は、IKAROSのほか、「はやぶさ2」プロジェクト、ソーラー電力セイル・ワーキンググループも兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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