出版社内容情報
短歌は古くさい? 難しそう? いえいえ、五七五七七のリズムにのって、楽しく気楽に短歌を作るテクニックを紹介します。標語やことわざを利用したり、昔話やレシピを短歌に翻訳したりと、魅力的な短歌の世界が広がります。
内容説明
短歌は古めかしい?難しそう?いえいえ、そんなことはありません。この本では、五・七・五・七・七のリズムにのって、楽しく短歌をつくるテクニックをたくさん紹介。標語やことわざを利用したり、昔話やレシピを短歌に翻訳したり、短歌の新しい世界が広がります。短歌の魅力とそのつくりかたが自然に身につく短歌入門。
目次
第1章 短歌ってなんだろう
第2章 定型に親しもう
第3章 視点を定めよう
第4章 言葉をみがこう
第5章 しらべに乗ろう
第6章 伝統から学ぼう
著者等紹介
栗木京子[クリキキョウコ]
1954年、愛知県名古屋市に生まれる。歌人。京都大学理学部卒。在学中に「コスモス」短歌会に入会し、作歌をはじめる。のちに「塔」短歌会に入会し、現在は選者。歌集に『夏のうしろ』(読売文学賞)、『けむり水晶』(迢空賞)など。読売新聞、西日本新聞などの短歌欄選者を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さゆ
31
最近、三十一文字の魅力の虜になっている。見よう見真似で作り(とても詠むとは言えない段階)始めたが、本当はいろいろと決まりとか、あるんだろうな、とか、こういうこと、してみてもいいのかな?と思うこともある。短歌初心者にはうってつけの一冊だった。ところで、ほんの数行、さらりと書かれていたが、戦後間もなく、短歌はえらくバッシングされたようだ。その時代を繋いでくれた先人達に心から感謝したい。2013/07/06
はちてん
23
読友さんの感想に刺激されて再読。初心に返って自分の気持ちを歌ってみるのもいいなぁと思わせてくれました。実際は歌詠みは殆どしないで、かな書の勉強のためなんですが。五七五七七のリズムって本当にシックリきます。少々難しい古典歌の鑑賞も楽しいですが、初心者向きの実作本もやる気にさせてくれる楽しさがあります。 東京国立博物館で『和様の書』という特別展が開催されています。凄~い書の実物がズラリ並びます。失神するかも(^^)2013/07/15
ハンナ
14
図書館。「わかりやすそうな内容だなぁ!」と思ったら、ジュニア新書だった…(^^; しかし、これから短歌を詠んでみようという人には年齢など関係なくお勧めの本ではないだろうか。短歌のハウツーから歴史、永題などのゲーム感覚の詠み方まで、広く浅く網羅。ところどころで有名歌人の歌を引用していて、作者と歌集のタイトルが書かれているのでここをヒントにいろいろと歌集も読んでみたい…。ジュニア短歌大会の入賞作品は秀作揃いで、短歌を詠むのに年齢は関係ないのかな~、と思った。2013/11/18
けいこ
11
短歌を詠むことの敷居を少し下げてくれる本です。五・七・五の標語のあとに何か七・七の言葉を付けて詠んでみようとか、レシピを短歌にしてみようとか、少し面白そうです。2014/11/29
iwtn_
4
俳句より緩くて良いなぁと思った。基礎的な知識と、まずは実践をするためのやり方が書かれている。短いがゆえに言葉を洗練させる必要があり、その手法についても解説されている。プログラマとしては、そこが一番参考になったかもしれない。推敲の大事さも同じか。詠むことはあまりないだろうが、日常から捻り出してみるのもまた一興かもな、とも思う。幸いなことに今は書き留めて広められる媒体には困らない。とはいえ、言葉よりは短い映像での表現のほうが増えているかも?あれは短映?短像?とでも呼べばよいのか。2022/12/31