岩波新書 シリーズアメリカ合衆国史 1<br> 植民地から建国へ―19世紀初頭まで シリーズ アメリカ合衆国史〈1〉

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岩波新書 シリーズアメリカ合衆国史 1
植民地から建国へ―19世紀初頭まで シリーズ アメリカ合衆国史〈1〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317708
  • NDC分類 253.03
  • Cコード C0222

内容説明

近代世界において強い光を放ち、また深い影を落としてもきたアメリカという国。最新の研究成果に基づき、一国史をこえる豊かな視座からその歩みを叙述する。第1巻は、先住民の世界から植民地期、独立革命と憲法制定、そして新共和国としての試練まで、初期アメリカの歴史像を、大西洋史や記憶史の知見もふまえ提示。

目次

第1章 近世大西洋世界の形成(先住民の世界;近世の始動;英領北米植民地の礎石;一三植民地の建設)
第2章 近世大西洋世界のなかの英領北米植民地―ヒト・モノ・カネ(英領北米植民地を見る眼―近代世界システムから大西洋史まで;イギリス第一帝国の人的システム―ヒト;重商主義体制と生活水準―モノ;貨幣が語る近世大西洋世界―カネ)
第3章 アメリカ独立革命の展開(先鋭化する対立;独立への道のり;独立戦争の展開と建国神話の生成;合衆国憲法の制定)
第4章 新共和国の試練(ワシントン政権と第一次政党制;アダムズとジェファソン;一八一二戦争)

著者等紹介

和田光弘[ワダミツヒロ]
1961年、広島県生まれ。1989年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程退学。大阪大学文学部助手、追手門学院大学文学部講師、名古屋大学文学部助教授を経て、名古屋大学大学院人文学研究科教授。博士(文学)。専攻はアメリカ近世・近代史。著書『紫煙と帝国―アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済』(名古屋大学出版会、第6回アメリカ学会清水博賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

43
楽しみなシリーズが始まった。アメリカ合衆国史で、第1巻は主に独立のプロセスと国民意識がどのように構築されていったかを論じている。「大西洋史」という世界システムに通じる枠組を取り入れた記述で、本国イギリスだけでなく、アフリカまでを視野に入れた視点はいかに「3人種の混合体」が形成されたかを上手く説明している。一方物足りなかったのは当時の庶民の生活が今ひとつリアルに浮かんでこなかったこと。遺構や遺物で国民意識の形成を探ることも大切だが、例えば年期奉公人や黒人奴隷達、都市住民の実生活にも触れて欲しかった。2019/06/06

サアベドラ

33
岩波版新書アメリカ合衆国史全4巻の1巻目で、先史から1812年戦争(米英戦争)までを扱う。2019年刊。新書のアメリカ史というと講談社現代新書の3巻本(88-89年)があるが、本書を執筆しているのはその次の世代にあたる研究者。近年(といってももう数十年経つけど)欧米で盛り上がりを見せている記憶の歴史やアトランティック・ヒストリー(環大西洋史)の研究を取り入れており、非常にモダンな歴史叙述となっている。カホキアなど先コロンブス期の先住民文化もちゃんと取り上げられていて嬉しい。おすすめです。2019/07/30

ぐうぐう

31
全4巻から成る『シリーズ アメリカ合衆国史』。第1巻は、先住民史と並行して、大航海時代における欧州の動向を柱にした大西洋史という視座を用い、植民地から建国へ至るアメリカを眺める。労働力として制度化されていった黒人奴隷と、先住民は、白人を中心とした共和主義においてはあくまで外部の存在であったのが、独立戦争での兵力にとしたたかな戦略により黒人が動員されたのに対し、イギリス側についた先住民は戦後、迫害の対象となる。君主の存在しない共和制国家を目指すものの、国家という抽象的な存在に忠誠を尽くす困難は、(つづく)2021/01/26

崩紫サロメ

21
先住民の世界、イギリス人の入植、独立革命、米英戦争による完全な独立までを扱う。ピエール・ノラがかつて『記憶の場』でフランス史に対して行ったように、独立宣言、星条旗といったものがどのように記憶され、聖典化しているかを丁寧に検証している。星条旗を作ったとされるベッツィ・ロスの神話化(p.141)など。「史料によって実証されえないものの歴史的役割の大きさ」(p.150)を扱うのが記憶史であるが、アメリカ史との相性はかなり良いと思った。2020/07/15

奏市

20
アメリカについて、イギリスの植民地時代から1,820年ぐらいまでの歴史をまとめたもの。印象的だったのは、王政でないことから国を一体にする為のシンボルに乏しく、独立戦争等に関する出来事を一つ一つ記念碑等にして記憶化することを丁寧にしてきた国という事。独立の当初はイギリス本国から自由になることが主眼だった為、なおのことそういう事業を通じて一体感を醸成する必要があったようだ。第三代大統領トマス・ジェファソン、初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンに興味もった。ハミルトンは今ミュージカルになり、話題らしい。2020/06/06

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