岩波新書<br> 習近平の中国―百年の夢と現実

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習近平の中国―百年の夢と現実

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316633
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0231

出版社内容情報

2017年秋の党大会で、折り返しを迎える習近平政権。経済成長が鈍化し、共産党がその支配の正統性を問われるなか就任した習は、外交・内政で豪腕をふるい、党の「核心」と称揚される存在にのぼりつめた。だが、言論が統制され、ライバルも不在の一強体制には危うさも潜む。結党・建国百年に向け、習が見つめるものはなにか。

内容説明

五年に一度の党大会を前に、その一強体制を盤石にしたように見える習近平指導部。だが、経済成長が鈍化し、価値観が多様化するなか、十三億人を率いていくのは容易ではない。結党、建国百年へ向け、習の目指す先はどこか。政権発足時から現地で取材してきた著者が、外交・内政・党内政治から、その行方を分析する。

目次

序章 習近平の描く夢
第1章 勃興する大国、波立つ世界(米中の攻防;海への野心;日中の地殻変動)
第2章 中国式発展モデルの光と影(改革開放のひずみ;農民を食べさせる;国家の繁栄、市民の憂鬱)
第3章 十三億人を率いる党(強まる自負と深まる危惧;「核心」時代の党大会)
終章 形さだまらぬ夢

著者等紹介

林望[ハヤシノゾム]
1972年長野県生まれ。1995年東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業。信濃毎日新聞、人民中国雑誌社勤務の後、2001年に朝日新聞社入社。香港支局長、広州支局長などを経て、2012年から中国総局員として中国の政治・社会分野の取材を担当。2016年から米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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榊原 香織

62
同姓同名の人がいたが、この人は記者です。 中国特派員。まあ、大体、新聞とかで読んだこと。 習近平、若き日のホームステイ先はアイオワ州マスカティーン  下放先は梁家河村  2017年刊2022/06/23

樋口佳之

23
憲法にその名が書かれるらしいという報道で積ん読状態解消/中国の封建体制を否定することで政権を取った共産党だが、その思考が伝統的な政治文化の影響を受け、実際の政治制度にも反映されるのは不思議なことではない。皇帝も科挙ももはや存在しないが、王宮に出入りすることを許された一握りの「選良」たちが億万の声なき民を導くという構図は大きく変わっていない。/「彼は毛沢東でもあり、鄧小平でもあろうとしている」/趙紫陽が自ら天安門広場に赴き、学生らに会って「我々は来るのが遅すぎた」/西郷どんの「しもた」思い出し2018/01/21

skunk_c

23
中国の統治機構は政府ではなく世界最大規模の「党」であり、その頂点に立ちそれを御しているのが習近平だ。毛沢東、鄧小平と同じ「核心」と並び称せられた習のもつ権力の巨大さは言うまでもない。しかしそれが同時に13億の中国民衆の支持を得ているという保証は、日本のような間接民主制の下でのゆがんだ選挙で確立された政権以上にないのだ。この「党」と世界一多様・多義的な「民衆」の関係を、どこまで強権的におさえきれるのか。あるいは我々の常識とは異なる形での「柔軟さ」が中国政治にはあるのではないか。そんな読後感を抱いた。2017/06/03

さとうしん

10
習近平の評伝的なものかと思いきや、雑記的にいろんな話題を詰め込んでいる。習近平の抱える問題意識とともに問題点を描き出すなど、比較的「冷静」で「中立的」な論調になっているように思う。習近平が国家主席となる際に、前任の胡錦濤は江沢民の振るまいを意識して「完全引退」を宣言し、すべてを習に委ねるという姿勢を示したということだが、「七上八下」のルールを無視して現役続行を窺うような態度は、その誠意に応えることになるのだろうか。2017/07/15

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

9
習近平統治の特徴と中国政治の変遷を語る。’21年3月末に香港立法会から民主派が排除される仕組みが出来てしまったのでこの本の内容は、少し古くなった。中国共産党統治の歴史においてにおいて時の指導者にはライバルが存在し、彼らの政策論争が政権の強靭さを育んだと著者は指摘する。そして、ライバル不在となってしまった習近平による一強体制の危なさを著者は憂いている。政権の中に、反対派、良心派の存在がないことの危うさは万国共通である。私はこの本を読んで、習体制は日本にとって、良いことは何もないと確信させられた。2021/03/31

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